黒むぎ

佐野のアウトレットに行った。

結構良く行くところだけども、ここは御殿場とか軽井沢とか他のアウトレットと違って、

東京から近いし、渋滞もそれほど無いし、めちゃくちゃにごった返すことも無い。

いつものように高速を使わずに行き、渋滞も無く1時半ぐらいに着いた。

途中で昼飯を食べるはずだったが、行こうとしていた店が見つからなかったので、

アウトレットにある店で食べることにした。

いろいろい見て回り、「黒むぎ」というそば屋が、値段と内容に釣り合いが取れていそうで、

おまけに昼飯時を外しているので行列も無く、スムーズに入れそうだったので入店。

しかし、いらっしゃいませの声も無く、店員はこっちに来ない。

また、入口には、待っているんだか、これから支払いをするのか分からない二人組みの客が居た。

しばらくして、店のマネージャらしいのが近づいてきたと思ったら、支払い客のレジ対応をして、

これまた「いらっしゃいませ」の声もなく、そのままフロアに戻っていってしまった。

どうすればいいの?

やがて女性店員が来たので、「2人だけど…」と告げる。

店員は「少々お待ちくださいませ」と言って戻っていった。

一つのテーブルが片付け終わって、呼ばれるかなと思っていたら、「お先でお待ちの2名様…」

あー、待っているんだか良く分からなかった人たちは、やっぱり待っていたんだ。

しかし、アウトレットとか大規模なショッピングモールなんかの店って、

普通は待合客のための椅子とか用意されていると思うんだけども…

まあ、食器が片付けられていないだけで、空いているテーブルはあちこちにあるから、

私たちもすぐに通されるだろうと思って様子を見ていると、

店員どもは要領が悪く、テーブルを片付けようとしないで他の客の対応に追われており、

相変わらずこっちには無関心だ。

だんだん、ハラが立ってきた。

だいたい、大行列などでてんてこ舞いというのでもなければ、入口に客が来れば、

真っ先にいらっしゃいませの声とともに、少々お待ちいただけますか?とか、

何かヒトコトあってもいいだろうに、この店は全然客の視線に立ててない。

「ほったらかされ感」を非常に強く感じたので店を出た。

帰宅後、「黒むぎ」のことを調べたら、それなりに旨いそば屋らしいが、

今日の不愉快な思いがあるので、もう二度と敷居は跨がないだろう。