隅田川駅貨物フェスティバル

ヒマだし何か無料イベント無いかなとネットを探していたら、

JR貨物主催の「隅田川駅貨物フェスティバル」ってのを発見。

貨物列車で到着したての野菜が詰め放題100円!ってのにも惹かれる。

サイクリングがてら行ってみた。

会場は南千住駅近くで、近づくに連れて人人人、結構な人出だ。

不健全そうなマニアっぽいのばかりではなく、健全そうな家族連れもかなりの数。

地味なイベントかと思いきや、意外な人気のよう。

出入り口そばに自転車を置いて会場内へ。

さすが貨物駅だけあって、至るところ積み重なったコンテナだらけ。

入り口そばにも、日通のコンテナがドデンと置いてある。

日曜ではあるが駅は休みではなく、コンテナを積載したフォークリフトやトラックが

結構行き交っている。テープで立ち入り可能地域が制限されているが、この様子を見たら

安全のためには仕方が無いと思った。

コンテナに囲まれたメイン会場に到着すると、意外に狭かった。

総合案内所には、「野菜詰め放題の整理券は終了しました。」の貼り紙。

それでも、宮崎産の野菜がちょこっと販売されていたので、パプリカを購入。

焼肉のたれ試食販売もあったが、すでに試食はなくなっており、たれだけが並んでいた。

うーむ。10時からオープンのイベントに12時半に来るってのは遅すぎたってことか…

記念グッズ売り場に貨物列車をデザインしたマグカップがあった。

デザインもマニアチックでなく、ポップな感じでなかなか良い。

購入を考えて眺めていると、職員が限定品だよ!。次にこういうの作るかどうか分かんないよ!

と、アオってきた。500円と良心的な値段だし購入。

振り返るといつの間に自分の後ろに行列が出来てて、間もなく売切れてしまったようだ。

次に、冷凍コンテナ体験。マイナス25度のコンテナの中に入れるってヤツで、

真夏にやったらヨロこばれそうなイベントだが、あいにく今日は12月下旬のような寒さ。

軍手を渡され着用するように言われる。コンテナ内部の壁には触らないで下さいとのこと。

待っている間コンテナを見ると、日本石油輸送と書かれていた。

石油輸送と冷凍コンテナの関係を職員に尋ねると、経営の多角化で冷凍品も運ぶようになったとのことで、

石油を冷凍しているわけじゃない由。医薬品とかチョコレートとかも運ぶという。

自分の集団の順番が来た。コンテナがダレてきたとのことで、キンキンに冷えているという

別のコンテナに案内された。中に入り、扉が閉められる。送風口からガンガン出てくる冷気を

浴びながら、職員の説明を聞く。「みなさーんこのコンテナの重さは何トンあると思いますかぁ?…」

サイクリング中に体が温まるからアウターウェアを着てこなかったのだが、寒くてかなわん。

説明途中で扉が開きコンテナから退出。ほっとする。

フォークリフト展示のそばに居た職員に、積み重なったコンテナから、目的のモノを探し出す

方法とか、どうやって管理しているのか質問してみた。

とにかくコンテナだらけなので、そんな疑問が浮かんできたのだ。

職員曰く、コンテナはGPSとICチップで位置管理しており、

フォークリフトの運転席にあるコンピュータ画面で簡単に場所が分かるとのこと。

コンピュータ導入前は、コンテナ側面にコンテナの番号などが書かれた紙片を付けて、

その紙片を確認しながら荷役をしていたという。

目的のコンテナを探し出すまでに実に途方に暮れそうな手間がかかりそうだが、それでも、

年配の社員の中には新しいコンピュータシステムに馴染めずに職場を去ったのも居たという。

次に、廃物のオークションコーナーを覗いてみた。

車軸付きの車輪とか、連結器とか、誰が買うんだ!みたいなものも出品されていた。

聞いてみると、実際に車輪を入札している人はゼロだった。

仮に落札したとしても、1つ500キログラムほどというから、輸送は大変だろう。

転がしていくわけにもいかんし。

次に電気機関車、コンテナ車の編成を見た。

電気機関車はEH500。車軸が8つもあり2両が一つになったような化け物みたいなやつだ。

金太郎なんて愛称が付けられており、側面には金太郎のイラストが書かれている。

相当な力持ちなんだろう。

プラットホームから線路に下りると、機関車の馬鹿デカさが良く分かる。

ただ、周囲は撮影マニアばっかりで、人が写りこむのを嫌ってかブツブツ文句ばかり言って不愉快。

会場スペースは狭かったが、なんだかんだ言って1時間以上も滞在してしまった。

三ノ輪の砂場で天ざるを食べて帰宅。なかなか面白かった。

飛騨高山

Y氏からのたっての願いで、この連休は飛騨高山に行ってきた。

遠いしせっかくの3連休だしと、すこしためらったのだが途中まで迎えに来るというので、

それならばと図々しくも行く気になった。


群馬県下仁田で待ち合わせ。

群馬まで来てもらえるのと、上信電鉄というローカル鉄道に乗りたかったのでそこにしたのだった。

高崎でJRの改札を出ると、随分と追いやられた場所に上信電鉄のホームがあった。

バスの整理券のようなペラペラとした切符を買い、11:03発の列車に乗る。

2両編成の列車は殆ど空気を運んでいるような状態。気の毒になり増収のために記念切符を買った。

途中で乗り込んできたバアサマがどっかと隣に座ったが、いったいどうしたことか

動物の死臭のようなトンデモない悪臭を放って閉口した。都会のルンペンの100倍強烈だ。

2駅で下車したが、車内にニオイが残らなかったのがフシギなぐらいだった。

電車は住宅地や田んぼの中、最後は登り勾配が待つ山の景色を走り抜け退屈はしなかった。

南蛇井という駅に近づくと、次はナンジャイ、ナンジャイとアナウンスするのが面白い。

終点の下仁田ではちょうど秋祭りの日に当たっており、村人たちが集まっており山車を出発させる

ところだった。たまたま訪れたところでこういうイベントに当たるとわくわくする。

他の町の山車には絶対に手を触れないように!など、注意事項がなされたあと、お神酒が振舞われたが、

部外者の私も、お祝いの日ですから…とのことで頂いてしまった。ラッキー。

近くに居た人に話をしてみると、今はここから離れて暮らしているが、祭りのために呼ばれた…

とのことで、こういうムラ社会の出身者は3連休も自由にならないのだなぁと思った。


30分ほど待つとY氏が到着。高山からわざわざご苦労様である。

安中榛名駅に美味い蕎麦屋があると言い出したが、今からそんなところに行ったらトンでもない

逆戻りになると言って、国道254号を長野県方面に向かってもらった。

ドライブインがあったので、そこでヒルメシ。閑散路線なので食べられるうちに食べとかないと。

下仁田コロッケ定食750円を注文。下仁田といえばコンニャクとかネギだろうになぜコロッケ?

とフシギだったが、コロッケの中にコンニャクが入っていると新聞記事の切り抜きがあった。

しかしアピールのわりには、美味くも不味くも無かった。

それにしても3連休初日の昼だというのに、余りにガラガラでこっちが心配になった。

佐久インターから上信越道に乗り、松本インターで降りる。意外に近い。

松本からは国道158号で一路高山へ。道は広いとは言えないし、大型バスの交通量が多く、

結構時間がかかる。Y氏には申し訳ないが眠気を覚えたので、うとうと。

平湯温泉で神の湯に立ち寄り一浴。500円。じゃっかん硫黄っぽい香りのする湯で、もちろん掛け流し。

露天風呂で湯量も申し分なく、客も少なめ。Y氏と、これは最高だと言い合う。

ここに来る前に、平湯の大駐車場近くにも入浴できるところがあったのだが、

駐車台数の余りの多さに一体どんな状態になっているのだろうかと危惧しパスして、

ほかに入れる温泉は無いのか探していたところだったのだ。


高山駅近くのオリオンプラザホテルに17:30頃チェックイン。

設備は超古く、どこかの部屋から魚を焼くニオイがして、ナンじゃこりゃ!とビビった。

一瞬、昔居た会社のボロ寮を思い出してしまうほどだった。

3千円台だから仕方ないかと思ったが、この前の5連休で泊まった福島市のホテルも同じような値段だったが、

ウォシュレットは付いてたし、設備的に見劣りすることはなはだしい。

だいたい今時和式の共同トイレなどというホテルがどこにあるのか!?と落胆したが、

部屋や寝具は清潔だったので、ぜいたくは言うまいと気を取り直す。


高山に来たのに、まったく高山の観光は無し。

さっそく、Y氏の予約した「厨」(くりや)という和風居酒屋に飲みに行く。

居酒屋と言っても非常に落ち着いたたたずまいで、イイ感じのカップルとか、ワケアリオヤジ+若いコ

組み合わせが似合うようなところで、ワタミで騒いでるような若者は間違っても来ないような店だ。

思わずへぇ!と感心して、来たことあるの?とY氏に聞くと1回も無いという。れれれ…

値段が心配になって品書きを見るが、意外に安い店で安心する。

飛騨牛さいころステーキとか、富山産の干物の炙りとか、とにかく食べたいものをどんどん注文して、

ビール、芋焼酎を飲むという、至福なひと時を過ごす。

が、Y氏がそわそわした様子を見せはじめた。

「な、もう一軒行こ! スナック!!」 

えー!? つまみをもう1〜2品頼んで居座って、最後はどこかで高山ラーメンかと思ってたのに…

4合徳利に焼酎を残して、店を後にする。結局2人で1万円ぐらい。厨はオススメの店だ。


スナックはY氏の行きつけらしいのだが、迷っているのかしばらくうろうろ。

途中で、建設作業員らしきご一行から、このへんでいい店知りませんか?と声をかけられるが、

Y氏が「予算は1億円ぐらいですか?」などとトンでもないことを言い出した。あわわ。

すみませんを連呼してその場を去る。

やっとスナックを見つけて入るが、我々のほかに客は無し。不景気だなぁと思ってしまった。

Y氏は馴染みのようで、ママと女の子2人とで軽く飲みながら雑談。

しかし、だんだんY氏の様子が怪しくなる。

カラオケが歌いたいと言ったので曲を入れるも、画面も見ずにママにアヤしい視線を投げかけ出すし、

次第に、表情が目まぐるしく変化する竹中直人状態になってきてしまった。

これはマズイ。既に1軒目で酔っ払ってしまっていたことを知ったが、いまさら遅い。

自分も、他の子と「たむらぱん」がどうのとか、「aiko」に似てるとか

くっちゃべってる場合ではなくなった。

ママが気を利かせて、今日はもう帰ろうか!と言ってくれた。助かった。

が、ママはY氏に支払いの紙を渡すと、Y氏は頼むわと言って、こっちに寄こしてきた。

おーい。誘っておいてどういうことよ… ママも呆れ顔。

自分の財布のだけじゃ心もとないので、Y氏の財布を取り上げて中を見ると、なんと3千円しか無い…

どうしたら、それっぽっちの手持ちでスナックなんて言えるんだ…!!

カードも使えない店で、本当にギリギリで間に合って店を出る。

Y氏は立って歩けない状態。店の子がタクシー呼びましょうかなんて言ってくれるが、

そんなことされてもタクシー代も無い状態だったので、強引にY氏をおんぶして歩く。コノヤロメ〜。

途中で高山ラーメンの店を見かけて、2軒目は最初からここにすりゃ良かったと後悔。

ホテルに着いて、Y氏を布団の上に放り出す。

こんな調子じゃ明日起きてこないと思い、Y氏の部屋のカギも預かることにした。

近くのコンビニでウコンの力を買ってきて、Y氏に勧めるも、ゆすっても叩いても起きやしなかった。


翌日は、いつまでも起きてこないY氏を起こして9時半にチェックアウト。

再びY氏のクルマに乗って帰路につく。

安房峠に寄ってもらうと、穂高連峰はうっすらと雪化粧。見事な眺めだった。

国道158号は紅葉の上高地へ向かう観光客のせいで、対向車線は10キロ以上も渋滞していて、

まことに気の毒としか言いようの無い状態だった。

山梨の勝沼まで送ってもらってY氏と別れる。そこからJRで帰宅。

Y氏も行き帰りの運転で大変に違いないが、こちらもどっと疲れが出た高山行きであった。

扇風機

最近は朝晩涼しくなってきたとは言え、まだまだ扇風機の出番は終わらない。

エアコンを使うまでもないが、ちょっとした涼が欲しいときに扇風機はいいのだ。


若いころは、扇風機はパワフルじゃなきゃ価値がないみたいに思っていた。

風呂から上がって、強風で一気に体を冷ます。フトンで寝るときも強風。

とにかく強風一本槍のココロ。

弱、中なんて、一体なんのためにあるのか?って感じ。


しかし、どうもトシをとると、寝るときに「強」なんてとてもじゃないが使えない。

「扇風機に当たりっぱなしで寝ると死ぬ」なんて都市伝説があるけども、

確かに扇風機当たりっぱなしでいると、例え「弱」でも妙に体にコタエるようになった。

風が強いのが問題だということに気が付いてからは、扇風機の風を直接体に

当てるようなことはせずに、壁に向けて反射する風に当たっていたりしたが、

それでも、なんだかしっくりこなかった。

いまや、扇風機の価値はいかに弱い風を送れるかということを悟った。


早速調べてみることにしたが、超微風のある扇風機ってのがなかなか無い。

安物扇風機は弱、中、強の3段階。

で、このテの扇風機は弱といってもホントウの弱じゃない。

風に「柔らか感」が全然無い。

結局、価格ドットコムで調べて、東芝と三菱の製品に超微風らしきものを備えていることが判明。

近所のヤマダに行き、東芝のF−LK75Xという機種が、在庫処分現品限り5,780円で

出ていた。高い…

マイナスイオン付きだの、フルスペック扇風機だの宣伝文句が付いている。

どこぞの液晶テレビみたいな…

なんだかホコリっぽいような気もしたし、ハコも無いので、ムムムと思ったが、

まあ組み立てる手間が省けていいやと前向きに考えて即買いした。


部屋に帰って早速運転。一番弱い風である「ゆっくり」に合わせてみると、

おぉ! これだこれだ。この柔らか感こそが求めていた風。

しかも、モーター音のなんと静かなことか。寝るときにも全く気にならない。

強にしても、いままで使っていた2,980円の安モノとは雲泥の差だ。

今までの扇風機は使うのヤメだ。ガサツな感じが良く分かった。

扇風機なんて、モーターに羽をくっつけただけの単純な機器で、

どこのメーカも同じものだろうと思っていたが、全然違っていた。

ちゃんとしたメーカーのモノは、高いなりに高品質であったのだ。

いやはや、正直扇風機でここまで満足するとは思えなかった。

また、高い買い物と思ったが、価格コムで調べたら一番安い店で7,400円を超えていたから、

高いなりにかなりトクだったことが分かり、久々にいい買い物をした。

のりピー別荘サイクリング

ここのところのテレビ番組は、飽きもせずにのりピーネタばっかりだ。

しかし、毎日同じかというと、何かしらちょっとした変化をつけている。

小出しにするのもいい加減にしろと言いたい。

ま、それは良いけども露出度の高い映像の一つに、勝浦の別荘がある。

「Magic」と書かれている例の平屋の一軒家だ。

で、盆休み最後の日にぐうたらと過ごすのもなんだと思い、

そこまでサイクリングすることにした。

朝10時川口発。天気は良い。

しかし、ツールド妻有のときと同じような体の重さを感じる。

というか脚力が明らかに落ちた感じだ。明治通り、国道1号を経て横浜着12:30。

ハラが減ったが、そのまま国道16号に入り、横須賀を経て久里浜へ。

久里浜港に着いたら何かめぼしいモノでも食べようと思っていたが、

東京湾フェリーの出港までわずかだったので、船内で買うことにする。

14:05発の白浜丸に乗船。

夏休み期間中だというのに、車両甲板はガラガラ、客室内は空席が目立つ。

料金値下げした東京湾アクアラインに相当持って行かれている様子だ。

空っぽのボトルに水を補給。船の水は生ぬるかった。

海軍カレーパンと、アメリカンドックを購入。通常なら客室外の甲板部に出て、

潮風を浴びながら景色を眺めるところだが、暑くてかなわないので客室内にとどまる。

先頭に陣取って、だんだんに迫ってくる房総の景色を眺めながらヒルメシ。

サイクリングの途中の船旅は、実に良いアクセントになる。

が、自分以外にサイクリストは本船に乗船していないようだった。

14:50房総半島の金谷港に到着。近くのセブンイレブンに入り、

再び腹ごしらえ&水分補給。

ちょっと南下して、保田という町から房総半島を横断する長狭街道に入る。

ほぼ一直線で鴨川に向かっており、半島をぐるっと南下するよりはショートカットできる。

しかし、今回のサイクリングを思いついたのは今朝方のことで、

ロクに事前の下調べもせず、地図すら持たずに来たのは失敗だった。

それほどの勾配では無いのだろうが、長狭街道は途中に峠があり、

また、アップダウンが続いていて今の自分には相当コタエた。

去年のツールドちばではこの道のどこかの区間を走ったハズで、そのときは大して

何とも思わなかった道なのに、今日はへとへとだ。

景色は里山と水田が広がるもので、正しい日本のイカナの夏を具体化しているような感じで、

悪くはないのだが。

途中長狭の交差点のセブンイレブンで再び水分補給。カネばかり使ってる。

やっとのことで鴨川に到着。鴨川シーワールドの前を通る。

通りかかっただけなのに何となくリゾートしているような気にさせられる。

国道128号バイパスを避けて、安房天津の街中を通る。

交通量も少なく、漁村の雰囲気が感じられて良かった。

トンネルを抜け、行川アイランド駅に差し掛かる前に、すぐに海の方向に曲がる。

確かここだったはず。ジャリっぽい道を進むと、「おせんころがし」という断崖絶壁

の上部に出る。

過酷な税で村人を苦しめる豪族がいたが、その娘おせんが父親を改心させようとする。

しかし、親は聞き入れない。あるとき村人たちが父親を殺そうとするのを知り、

父親と入れかわって、村人たちにおせんはこの断崖から放り出され殺される。

翌日村人たちは、殺したのは父親ではなくおせんであることに気が付き、父親に詫びを入れる。

さすがの父親も改心したそうな。という話。

確かに、この断崖から落ちたら死ぬだろうな。

人気の無い場所だから、余計に辺りが気になって長居しないことにする。

ここからは興津の市街地を通らずにトンネルだらけのバイパスを行く。

鵜原理想郷という看板が出てくる。どんだけスバラシイ所だろうかと気になるが先を行く。

やっと勝浦市街に入る。またノドが乾いて海に程近いヤマザキデイリーで

コーラを買って店の外で飲む。

ふと「ダメ絶対麻薬」のポスターが店に貼られているのに気づく。なんともタイムリー。

部原海岸に着く。確かのりピー別荘はこのあたりのハズだが・・・

有名スポット化で野次馬だらけだと踏んでいたのだが、そんな集団は見当たらず。

国道から一本入った道に行ってみる。自転車でウロチョロしている自分は、

見た目非常にアヤシイ感じだったろうと思う。

ちょうどセブンイレブンとかデニーズの裏手にそれはあった。

「Magic」…間違いない。

中に入ろうかと思ったが、ロープが張られダンボール切れ端に赤文字で「立ち入り禁止」。

おまけにやたらと広い駐車場の奥には、怪しげなハイエースみたいなクルマと

乗用車が…誰も乗っていないようだが、なんとなくこっちを見ているような気がして

気味が悪い。デジカメで3枚ほど撮って、その場を後にした。

なんで、こんなボロ家が家賃10万なんだと思っていたが、だだっ広い駐車場込みならば、

そんなものかなぁと思った。

目的は果たしたので後は帰るのみだが、せっかくなので少し先の御宿まで行くことにした。

月の砂漠という童謡の舞台となった海岸があり、たしかラクダの像があったはず。

しかし、砂浜にはまだ海水浴客が結構いて、ラクダのところまで自転車を担いでいく自分は

相当な場違いだった。

ラクダ像には先客がいて、若い女性2人がチャラ男風のヒトたちにラクダに乗せられて

ケータイカメラで撮影しているところだった。今度原宿の店でぇ〜とかナントカ

シャベっていたが、自分の姿に気が付くとすみませんと言ってどいてくれた。

自転車を立てかけて写真を撮ろうとしたら、チャラ男はDAIGOみたいな感じで、

撮りましょっかァ?と言ってきたので、お言葉に甘えた。

珍しい動物にでも見えているのか、マジすごいっすよ〜、チョーいいっすねぇ

などと言いながら、ギャル達までもが自分にケータイカメラを向けている。

あ、チャラ男と言ったが、自分に親切にしてくれたので、ナイスガイに訂正だ。

砂浜まで来る途中で「御宿の湯」という温泉施設があるのに気が付いていたので、

立ち寄る。1,000円は高かったが、予想もしないことに源泉掛け流しのだったので

良かった。おまけに余り客も居なくて最高だった。

さっぱりして着替えて駅に向かうと、ちょうど電車が出るところで次は1時間後。

あ〜あ…、まあ晩メシを食べる時間が出来てヨシとする。

駅から少し戻って、レストラン我が家という店に入る。

とてもじゃないが、「レストラン」と名乗ってはイカンのではないかと思えるような風情だ。

ビールと野菜ラーメンを注文。風呂上りの体にビールがシミワタル!

ラーメンのなかなかボリュームがあり、まあまあだった。

店の犬がラーメンに興味があるのか、自分のそばをうろちょろしている。

犬の動きが面白くて、隣のテーブルに座っていたオッサンと少し話した。

いい気分で店を出て、セブンイレブンで帰りの車中用のポテチとビールを購入。

自転車をバラして、車中のヒトとなる。

あとはノンビリと帰るだけだったのが、途中から乗車してきたオッサンに車内喫煙を注意したら、

それがきっかけで千葉まで延々と話し相手をすることになってしまった。

まあ嫌な感じでは無かったから良かった。

のりピー別荘サイクリングは、なんとなく人との触れ合い旅になってしまった。

Uターンラッシュ回避

ホントは盛岡で一泊するハズだった。

しかし、高速1,000円乗り放題の影響で明日土曜日は首都圏へのUターンラッシュ

ハゲしくなるだろうとのニュースにより、急遽ホテルをキャンセル。

夜7時に盛岡から埼玉に向かった。520キロぐらいだから夜中には帰宅するだろう。

我ながら賢い判断と自画自賛

仙台までもスイスイきた。途中花火大会も車窓から見えて、やっぱり東北の花火大会は

首都圏のとは大きさが違うなぁなどと余裕だった。

が、この先の情報を知ろうとカーナビで広域情報をチェックすると、

矢板を先頭に40キロの渋滞…

一体何時だと思っているんだよ。深夜のこの時間にこんな渋滞ありえないだろう…

ここまでノンストップで来たが、安達太良サービスエリアに入って対策を考える。

このまま東北道を南下するか、郡山から磐越道常磐道を経由するか…

サービスエリアの渋滞情報を見ると、東北道矢板を先頭に渋滞を示す赤い表示が

延々と続いているが、常磐道は渋滞がこま切れだ。決めた。距離は長いが常磐道経由だ。

同じことを考えているクルマは相当いるようで、横浜ナンバーやら品川ナンバーの

クルマも常磐道に廻ってきた。

結果として、常磐道の渋滞はいつの間に解消されていて、盛岡から埼玉まで渋滞無しで来た。

家には1時30分頃無事到着。

すばらしい!と思ったが、もしかして東北道の渋滞も走っているうちに無くなっていたのか

なぁと、気になってしまった。

ツールド妻有

友人のH氏に誘われて、ツールド妻有に参加してきた。

これは、新潟県十日町近辺の山里をサイクリングするというイベントで

80キロと、120キロの2コースがある。

我々は120キロにした。

出発が午前7時なので、前日は小出清津峡温泉の民宿に宿泊した。

清流に面した部屋はなかなか好ましいが、寝るときになって水流の音が気になって

ちょっとシマッタかと思った。おまけに清流に付き物のアブにヤラレて若干痒い。

5時頃に起床し、着用義務となっているツールド妻有専用サイクルウェアに着替える。

全員が同じジャージ着て走るってのもナァと思うが、仕方ない。

前日にコンビニで買ったスパゲティなどを食べて、出発地のミオン中里に向かう。

が、既に満車で1キロほど離れた駐車場に止める。

今にも降り出しそうな空模様。

500名ほどの参加者。後ろのほうにいるとエイドステーションで混雑に巻き込まれる

恐れがあるので、前のほうに行く。

7時数分後に我々の出発になった。まずは快調な出だし。

累積標高が2000メートルと聞いていたが、大したこと無いなという感じ。

が、それもほんの最初だけだった。河岸段丘の地形は絶え間なくアップダウンが続き、

みるまにペースダウン。はっきり言ってデブには辛いコースだ。

汗がとんでもなく吹き出してくる。

昨年の佐渡ロングライド210キロなど比べ物にならない予感がした。

やがて、H氏は余裕の感じで先に行ってしまった。

自転車+体重がH氏と20キロもあるんだから仕方ないとは思うが、己の不甲斐なさに

愕然とする。

ほうほうの体で、最初の公式AS、ベルナティオASに到着。

ここまで、たったの23キロだが、もうやってられん。

ここからは気持ちの良い下りが続く、時速70キロ超えたあたりで怖くなる。

信濃川を渡り、再び登り。あっというまにインナーギア。

自分のシクロクロスにはMTB用のビックギアが付いているからナントカなるけども、

ロードレーサーの参加者はよくハイギアードで登れると思う。

コノヤロコノヤロとひたすら登坂。

目の前に見るからにとんでもない急勾配が現れた。沿道の人たちがガンバレ〜と声援を

送ってくれるのは嬉しいけども、声援に気を取られてしまい、ますます脚に力が入らなくなる。

やがて、インナーローでも10キロ出せなくなった。

H氏は軽やかにダンシングでクリアしていく。やがてH氏の姿が見えなくなった。

おまけに、他車にも結構抜かれてしまって、自分の体重が悪さをしているのを痛感する。

足を地面に付いたら死ぬと思って走る。

鉢ASに到着。短い距離で200メートルのアップはコタエる。

次の坪山峠ASまでは標高の高いところを走り、景色的にはなかなかのものだった。

曇天で遠望が利かない感じだったが、かんかん照りよりは走りやすいかったと思う。

途中徒歩で100キロ歩いている人たちと遭遇。ご苦労さん。

そこからは狭い道を急降下して気が抜けない走りが続き、国道403号に出たときは

道も広くなりほっとする。

農舞台ASに10時15分頃着。ここまで70キロ。

平均速度が20キロを超えているのが奇跡的だと思えてくる。

ここでヒルメシ。海苔の巻いてあるおにぎり3つと揚げモノ。

なんで海苔巻いているんだよ。消化悪いじゃないか!

沖縄民謡の歌謡ショーをやってたが、くたびれたあまりボーゼンとしながら音楽を聴き、

メシをぱくつく。H氏も疲れたなんて言っているけども、ホントに疲れているのか?

と突っ込みたくなる。

この辺一帯ではちょうど大地の芸術祭というのが催されていて、

屋外にさまざまなゲージツ作品が展示されている。走行中にもいくつか作品を眺めることが

出来て、なかなか面白い。抽象作品が山里の風景にフシギとマッチするのだ。

このASにもいくつかの展示物があり、首の無い動物のオブジェとか写真に収める。

結局40分ほど休憩して出発。

↑↓↑↓のコースが続く。都内の坂道がみんな可愛く思えてくるぐらいだ。

おまけに雨が本降りになってきた。ブレーキシューの減摩が心配だ。

次第に、誰がこんなコース設定しやがったんだ!と怒りがこみ上げてくる。

ちっともサイクリングじゃないぞ。早く終われ。

棚田が美しいという星峠ASまでやってきた。12:30。88キロ。

最後の公式ASだ。雨に煙る棚田は確かになかなかの景色だが、

ここまでの雨で水が入ったのか、デジカメの液晶部分に

曇りが生じているのが非常に気になる。

星峠からは棚田の中を走る細い道に入ったが、これがとんでもない急降下。

晴れていれば快適であったろうに、ブレーキシューが本格的にヤバくなってきた。

前を走るH氏の後輪が突如スリップ。ヤベ!と思ったが、なんとか体勢を立て直し

転倒は避けられた。良かった良かった。

棚田の中の急坂のあとは緩い下りの広い道に出た。デブには助かる。

雨は降り続き、どーでもいーやという気分で飛ばしていく。

H氏は結構後方になってしまった。登りで離されて、下りで逆に引き離すというナサケナイ走り…

もう、ここからはゴールまで一方的な下りだろうと思っていたが、大アマだった。

また100メートルアップぐらいの登りが現れた。当然インナーロー。

やがてH氏が追いついてきて抜いていく。

H氏のマシンに20キロの砂袋をくくりつけたくなった。

やがて、トンネルルートとトンネルを避けて峠を登るルートに分かれたが、

当然トンネルだ。もうやってられん。

H氏は車道は危ないからと言って、広い歩道を走ろうと提案。

異存は無いので歩道を走るが、いつの間にライトが壊れてしまったのか点灯しない。

トンネルを抜けるととんでもないことになっていた。

交通量の少ない歩道に砂ぼこり堆積していて、それが泥状になっていたらしく、

車輪で散々巻き上げてしまい、サイクルジャージどころか、

顔面までドロンコになっていた。口の中もじゃりじゃりしてる。

車道を通ってれば良かった…

すぐ先に臨時のASがあって、顔を洗わせてもらう。

トンネルを抜けると下り勾配。やがて信濃川に近づいた。いよいよ終わりか?

と期待していると、おかしな方向に誘導している。走りやすい道ではなく、

国道とは名ばかりの狭小くねくね道に進まされる。

信濃川の左岸を走る国道353号は小さなアップダウンが続き、

おまけに落ち葉とかで滑りやすくなっている。

14:30やっとのことで、出発地のミオン中里にゴールした。

たったの120キロのハズだったが、見込み違いもはなはだしい結果だった。

かなり体重を落とさないと…

ゴールの手続きを済ませて、参加賞の温泉入浴券を受け取る。

風呂から上がって、駐車場までの1キロを再び走るのはイヤなので、

たまたま空いていたミオンの駐車区画をH氏に陣取ってもらい、クルマを回す。

H氏の自転車もドロンコ。輪行状態にして車載する。

ミオンの風呂でさっぱりし、途中長岡の友人A氏のところに立ち寄り、

H氏宅に泊めてもらった。

テレビ その4

昼前にヤマト運輸の人が来て、テレビを据え付けて、あっという間に立ち去って行った。

空箱やゴミは処分してくれたが、配線は自分でやるのだ。

マニュアルを見ながらセットアップしていくが、案の定簡単だった。

こんなのに2,100円も払わなくて良かった。

確かに解像度1,180本のフルハイビジョンだけあって、映りはキレイといえばキレイだが、

前のブラウン管のほうが発色が良かったような気がする。

ビエラリンクというもので、テレビ側のリモコンでケーブルテレビの操作を出来たり、

電源の連動とか集中して出来るハズだったが、うまく機能しない。

電話して聞いてみる。

ケーブルテレビ局とパナソニックとの間でたらいまわしにされそうになったが、

結局STBのファームウェアのバージョンアップがなされていないことが分かり、

ケーブルテレビに頼んで新しいものに交換してもらった。

リモコンだらけにならずに済んだ。


マニュアルを読んでいくと、パソコンからの映像・音声を送れるという。

さっそく、ミニD−SUBの長いケーブルなどを買ってきてつないでみる。

おぉ! 確かに映る。

しかし、パソコン側のディスプレイには画像が出なくなってしまった。

パソコンのマニュアルを引っ張りだしてみると、2つ同時には信号は送られないと書いてあった。

でも、これからはDVDはパソコンの小さい画面じゃなくてテレビで見られるのは嬉しい。


さらにマニュアルを読み進むと、LANケーブルをつなぐとアクトビラというのにアクセスして

テレビからネットが見られるとある。

無料だというので、パソコンからLANケーブルを抜いてつないでみる。

接続テストをすると、アクセス不可の表示が出てきた。

??

ネットワーク機能のマニュアルを見ると、ブロードバンドルーターというのが必要らしい。

3,000円ぐらいの一番安いのを買ってきてつないでみると、今度はアクセスできた。

アクトビラのコンテンツは大して面白くなかった。どーもくんのすごろくゲームは気に入ったけども。

ダイレクトにアドレスを入力することもできるが、ヤフーを呼び出してみたら、

テレビ版のが出てきたのが面白かった。

パソコンとテレビの間がケーブルだらけになって見苦しいので、スパイラルチューブを買って束ねた。

とりあえず今できることを全部終えたが、なんだかムナしくなってきた。

テレビが見たいというよりも、いろいろ実験したいだけだったのかと思った。