奥久慈

しゃも鍋

今日は、成人の日だ。

隣りの蕨市は成人式発祥の地で、成年式というのをやっている。


とっくに成人の私には余り関係無く、せっかくのありがたい休日とばかりに、

早起きして、そろそろおいしい季節になっている奥久慈しゃもを食べる&

結氷している袋田の滝を見る、という豪華2本立ての日帰り旅行に行くことにした。

奥久慈は茨城県の北部から福島県に南部にかけての久慈川沿いの市町村を指すと思うが、

今回の目的地は茨城県大子町


国道4号を北上し宇都宮を過ぎ氏家まで行く。相変わらず高速道路みたいなスイスイ感。

氏家から国道293号に入る。途中、道の駅喜連川に立ち寄る。

最近野菜の値段が高騰しているが、やはり地元産品は近所の八百屋より新鮮で安い。

白菜・しいたけ・ほうれん草その他を買い込む。まだ朝早いからまともなものが多いけど、

帰りに買おうと思ってもカスばかりになる危険がある。

県道52号、国道461号を経て大子町へ。

大子町の街中の郵便局に寄ろうと思ったら、ちょうど消防の出初式で市内中心部に

入れず、仕方なくコンビニのATMで金を下ろす。手数料損した。


袋田の滝は何年ぶりだろうか。

適当なところで5百円払って駐車したが、更に滝に近いところにある土産物屋は、

土産を買うと駐車料タダというところが多くて失敗した。


滝に通じるトンネル入口まで、時代ががった土産物屋が軒を連ねており、

ほとんどの店で鮎の塩焼きが売られていて、雰囲気を出している。

トンネル入口で1人3百円払う。昔は100円台だったような気がするが…

数百メートル歩き、トンネルを抜けると、滝の真正面。

見事に結氷していた。アイスクライミングをしようとしている人の姿もちらほら見える。

季節外れだが、帰りに鮎の塩焼きを食べて、車まで戻った。


次いで、大子駅前の玉屋旅館でしゃも鍋を食すことにした。

「奥久慈しゃも」は地鶏の一種。相当美味しいらしいという話を聞いていたので、期待が高まる。

玉屋旅館は、ネットでいろいろ調べたら、しゃも料理を食わせる店では有名どころらしい。

部屋で食べられる点も落ち着けて良いが、しかし、泊まるとなると、ちょっとこの部屋では

玉屋に入ると、昼の12時半だというのに他に客はいなそう。本当に流行っているか不安。

しゃも鍋と、持ち帰り用のしゃも弁当を頼んだ。

待つこと暫し、ガスコンロにかけられ、しゃも鍋の用意が出来た。

スープの色が薄く、味がついているんだろうかと心配したが、鶏のダシが十分に効いた

美味しいスープだった。

しゃも肉は骨付きで、比内鶏がやや勝るかなと思うほどの、美味しさだった。

最後にうどんでシメ。鶏肉もケチることなく腹一杯の内容で、2人前4000円未満。安い。

ところで、しゃも鍋も旨かったのだが、何気に出されたお茶もこれまた旨かった。

帰りに、どこで売っているお茶か聞いてみたが、自家製で非売品とのこと。非常に残念…

玉屋を出ようとすると、何人もの客が入れ替わり入ってきた。危なかった。


帰りも渋滞ゼロ。帰宅後食べたしゃも弁当も非常に美味かった。

まったくこんないい日は滅多に無いから、明日が心配だ。