東京靴流通センター

靴

会社用の靴は3足あった。

そのうち1足は、片一方の靴の底が剥がれてしまい、最近捨てた。

2足になってしまったが、交互に履けばいいやと思っていたところ、

昨日の雨で、頼みの1足がぐちゃぐちゃになってしまった。

一旦靴の中まで水浸しになってしまうと、なんか以前と違ってしまい、

その後まともに履けたためしが無いので、その靴も捨てた。

従って、1足だけになってしまった。

だからと言って、その靴を毎日履き続けるのは気分が悪い。

どうせいい加減くたびれた感じだったので、ラストの靴も帰宅後捨てた。

結局、このままでは明日から会社に履いていける靴が無い状態に陥った。

ちょっと前まで3足あったのが、いまやゼロ。来るときは一気に来るものである。

何もしないワケにはいかないので、靴屋に行くことにした。

リーガルみたいなのは当然無縁で、東京靴流通センターという安いチェーン店に足を向ける。

東京靴…は、アパレルで言えば、「ファッションセンターしまむら」みたいなものだ。

あ、関係ないけど、「センター」ってのが店名に含まれると、途端に垢抜けない印象に

なるからやめたほうがいいと思うなぁ。

ケチつけんなら行くなということだが、安いから行く。


平日の夜7時過ぎの店内はヒマだった。客は小学生親子と、ワタシだけ。

店員が寄ってくることは無いけど、人がいなさすぎってのも落ち着かない。


サイズだけ見れば、自分にちょうどいい靴は結構あるけど、

デザインはワタシ的にありえないものばかり。

逆に、これならば…と思える靴は、サイズが無い。

うろうろと店内を見回すこと20分。

やっと、ウォーキングシューズみたいなんだけど会社にも履いていけそうなヤツを見つけた。

2,500円しないという超激安。「超軽量」が宣伝文句で、実際にエンドレステープ

による店内放送でも、この靴をオススメしている。

余りの安さに、材料をケチって結果的に超軽量になっているのでは…と勘ぐってしまった。

いずれにしても、意外に履き心地は良かったので1足買った。

同じのをもう1足欲しかったが、残念ながら売ってなかった。

まあ、同じ店舗で同じ激安靴を買うってのも、店員から後でヒソヒソ言われそうな

気もするからいいか。

カーナビで検索したら、東京靴流通センターの他の店舗が近くにあったので、そこへ行き、

まったく同じものと、ちょっとだけ高い別の靴を買った。

それにしても、3足8千円でお釣が来るんだから、東京靴流通センター恐るべしである。