交通博物館

修学旅行電車「なかよし号」

今日は、友達と秋葉原にある交通博物館に行った。

交通博物館は2006年5月14日で閉館するのだ。

つくばエクスプレスの改札で8時45分、友達と待ち合わせ。無事会えた。

みどりの窓口で、割引入館券260円を購入。直接交通博物館で買うより50円も安い。

歩くこと5分ほどで交通博物館到着。

春休み期間中の日曜とあってか、親子連れまたはこどもたちだけというグループが

開館前から列をなしている。恐れていた傍若無人な「鉄道マニヤ」みたいのは居ないようだ。

世間話などしながら開館を待つ間、後ろを振り返ると、列の長さはすごいことになっていた。

早く来ておいて良かった。

開館時間が来て、新幹線やら蒸気機関車の屋外展示を見つつ入館。

入館した後も、皆当たり前のように行列をしている。我々もその後に続き、記念の復刻版

硬券をもらった。

「萬世橋より御茶ノ水牛込間 通用2日 下車前途無効 三等 5銭」とある。

続いて、なにやらスタンプラリーをやっているらしいので、スタンプの台紙をもらう。

更に、「旧万世橋駅遺構特別公開」というイベントもやっているとのことで、その申込もする。

交通博物館は、昔、中央線のターミナルだった「万世橋駅」と同じ場所にあるのだ。

万世橋遺構特別公開の、待ち合わせ時間の10時35分迄、博物館の展示を見て回る。

1階は鉄道関係の展示で、蒸気機関車や修学旅行電車、昔の3等車、信号、橋、トンネル、

その他もろもろ…しかし、こどもたちが多くて、とてもゆっくりみて回ろうという感じではなかった。

シミュレーションのコーナーは特にこどもに人気があって、オトナは並べない雰囲気。

とにかく、「ボタンを押すと何かが動く」みたいな展示は、こどもに占領されてた。

展示物は実物も多かったが、鉄道の設備って意外に大きい。

1階を一通り見て、万世橋の公開の時間が来たので待ち合わせ場所へ。20名ほどの人が集まる。

案内の係員に従って、1列になって、ぞろぞろと遺構の入口へ。他の客は、何だ?みたいな

視線を投げかけてくる。

何となく、こっちは「エラいんだかんな!」みたいな気分になる。

扉の向こうは、博物館とは違う時間が流れていた。

まず、万世橋駅の歴史のような映像を見せられた。中央線が東京まで延びる前は、

一大ステーションだったことが分かる。

ガイドの人に連れられて、中央線電車が見える地上まで出る。と言っても、ガラスで覆われていたが。

遺構見物が終わり、再び博物館館内へ。2Fの休憩所に行き、「肉の万世」が出している、

「フライドハンバーグサンド」を食べる。カツ版の「万かつサンド」の方が有名だが、

以前に羽田で食べたから、今回はハンバーグにした。

2Fは船・自動車。3Fは航空機などの展示があった。それぞれの展示は、頑張っているが、

鉄道のコーナーに比べると物足りないかなという感じ。

船はお台場の「船の科学館」があるし、航空機は成田の「航空科学博物館」、

自動車はちょっと遠いが愛知の「トヨタ博物館」というふうに、それぞれ専門の博物館があり、

それぞれ見に行ったことがあるから、そう感じたのかもしれない。

鉄道博物館は2007年からさいたま市(大宮)に鉄道博物館として再出発するという。

交通全般から鉄道に特化する博物館になるわけだが、ジャンルは一つに絞ったほうが、

印象が散漫にならなくて良いのだろうなと思った。