ベロタクシー

ベロタクシー

ベロタクシー」を、東京国際フォーラムで見かけた。

東京国際フォーラム〜丸ビルまで「無料」とあるので、乗ってみた。

ちょうど、アースデイという期間に当たっており、そのイベントの一環とのこと。

ふだんは、東京では、銀座とか表参道あたりで、全国では京都などで有料で営業しているとのこと。

ところで「ベロタクシー」とは何かというと、ベロを出しながら乗るタクシーではなく、

「屋根つき自転車タクシー」とでも言うもの。

ベロはフランス語で「自転車」、タクシーはタクシー。

運転手の脚がエンジンという、非常にアースコンシャスな乗り物だ。

意外なほど出足は良い。何か電動アシストでもあるのか聞いてみたけど、

今の出足は人力オンリーとのこと。

重量は144キロあるという。普通の自転車10台分の重さだ。

結構疲れるのでは?と聞くと、リカンベントみたいに、背中を押し付けて漕ぐから、

それほどでもないとのこと。

ただ、立ち漕ぎできないから、登坂はきついらしい。

乗り心地は良い。

物珍しさからか、歩行者からはジロジロ見られたが、羨ましがっているんだろうと思うことにする。

余り時間の経過を感じないうちに、丸ビルに着いてしまった。

どうやら、自分が最後の客だったらしく、自分を降ろした後、

丸ビルに停まっていたほかのベロタクシーと一緒にどこかへ行ってしまった。

クルマにアオられることもあるというが、事故が無いことを祈りたい。