新図書館

SL

木曜の話だけども、川口駅前に新しくオープンした

複合施設「キュポ・ラ」の中に開館した市立中央図書館に

行ってきた。

以前の中央図書館は、駅から離れた市役所前にあり、あまり交通の便がいいとは言えず、

また、年季が入っていてお世辞にもキレイとは言えないシロモノだった。

それに、言っていいのか微妙なところだけども、

いわゆる浮浪者が入り浸っており、どこからともなくおかしなニオイが漂ってくるのであった。

だから、自然に足は遠のき「中央」じゃない他の市立図書館にばかり行っていた。

出来たばかりの図書館は、5・6階を占めており、エレベータで行くようになっている。

入口フロアに行くと、正面にはガラス越しに川口駅前の街並みが眼下に広がり気分がいい。

右手には、明るく広々とした館内が広がる。

開館時間のハリガミがあって、平日は夜の9時までやっていることが分かった。

以前は夕方6時で終わりだったから、会社帰りでも立ち寄ることができそうだ。

すぐに、返却用のカウンターが見えた。

以前は返却も貸し出しも同じカウンターで、閉館時間近くになると、ごった返してしまうことがあったが、

返却専用としたことで、そういうことも解消されるだろう。

CDショップのようなゲートを抜けると、右手に、貸出機が並んでいるのが見えた。

貸出機?

なんと、新図書館では自分で貸し出しの処理をすることが出来ると判明!

今までのように、カウンターで貸し出しの人の行列に加わることは無くなるだろう。

時間が無いので、借りたい本を探しに広い館内をウロウロ。

基本的に「コレを借りるのだ!」と決めてから図書館に行くのではなく、

ウロウロしているうちに、「コレ借りようか」という本を見つける感じなので、

図書館滞在時間は長くなりがちだ。急げ急げ。

蔵書数もかなり増えたようで、しかも面白そうな本がいろいろ並んでいる。

かなり迷って、閉館間際に借りる本が決まった。

さて、貸出機に向かうと、操作方法を説明する係員が待機していた。

最初、バーコードリーダーに1冊ずつ通して貸し出し手続きをするのかなと思っていたら、

そうではなく、貸し出し冊数を入力した後で、白いプレートの上に本を並べると

複数の本の情報を読み取って、貸出票を印字するというものだった。

実際に、白いプレートの上に本を並べたら、一瞬で貸し出し処理が終わった。

???

どうなってるんだろうか、かなり不思議だ。

こういうのが出来るんだったら、スーパーで商品をレジカゴに入れたままで、一瞬で読み取って

会計することだって出来そうに思う。

開館時間延長、セルフの貸出機、蔵書数増加、明るく広い館内…申し分のない新図書館だ。

川口に住んでて良かったと、かなり思ってしまった。