LOVE LIKE POP VOL.10

aikoのライブにNHKホールまで行ってきた。

チケットは一般発売日に入手できずに、ヤフオクで買った。

でも、ヤフオクのいいところは、どの席か大体分かること。

一般発売では、一体1〜3階のどの階なのか、右・左・中央どの席に当たるのか、

実際にチケットに引き換えるまで、全然分からない。

しかし、ヤフオクは人気度によって値段が上下するのが難点。オークションなんだから当然だけども。

aikoのチケットは定価4800円の数倍もした。


原宿駅に18時半到着。開演19時だから急がねば…

NHKホールの前はダフ屋の姿は無いが、「チケット譲って!」と書いた紙を掲げた人が2人ほど見えた。

時間が時間だけに行列も無く、いい加減なカメラチェックを通過し、すんなり入れた。

ツアーTシャツを買って、開演2分前に着席。ギリギリ間に合った。

けど、去年の方がもっとaikoに近かったなぁ。


19時を数分回った頃、幕が開いてaiko登場。ピンクっぽいジーンズと黒っぽいTシャツ。

1階だけあって、aikoの表情もちゃんと見える。前回同様厚化粧のような…

しかし、ツアーTシャツじゃないんだな。

「Shutter」からライブが始まった。

2曲目で、「その目に映して」と元気のいい曲が続いた。

が、「その目に映して」で、ムムム…と思った。音ビミョーに外してるヨ!

30歳超えて声出づらくなったのかなあ…


aikoのMCは面白かった。

緊張すると下痢になるという話をして、でも「下痢」とストレートに言うのもはばかられるので、

前のライブで「G」という言葉でぼやかして話をしたところ、

Gと痔を勘違いした観客がいて、aikoは痔ということになっているかもしれないということ。

MCの間は客席との交流も結構あって、「aiko〜」との呼びかけに対して、

「はいよ〜、はいよ〜」と返している。


3階!とaikoが叫ぶと、3階の人がワーっと叫んで、のようなこともやっていたが、

2階、1階、男子、女子、めがね、中学生、高校生、大学生、浪人生、10代、20代、30代、

フリーターなどといろいろ叫んで、そのたびにワーってのが面白い。

ファミマとか、ローソンとかも言ってて、挙句の果てには「警備!」

しゃがみこんでいた警備の人たちが、やおら立ち上がってワーっと叫んでいた。笑える。

30代!のときに、結構ワーっが大きかったので、ファンも高齢化していると思った。


さて、歌のほうだけども、もしや音痴化したのではと心配したけども、

賑やかじゃない曲ではキチンと歌ってて安心した。

でも静か?なのが3曲も続いたので、会場の熱気が下がってしまったのではと心配した。

「深海冷蔵庫」は静かに聞くべきか、手拍子を入れるべきか迷ってしまう感じだったけども、

みんな手拍子もせずに静かに聴いてたのでそんなものかと思った。

ま、曲の受け止め方は人それぞれだけども、自分だけ手拍子するわけにはいかない。


ピアノ弾き語りは即興っぽくて、「トイレに行きたい人は、今のうちに行っといで。つないでおくから♪」

みたいな感じで歌ってた。

aikoは賑やかなのもいいけども、ピアノの弾き語りも合うなぁと思う。

DVDの隠し画面みたいなものの出し方も説明していたけども、

客席から「もうヤメてほしい〜」と声をかけられてて、予想外の反応にaikoは驚いていたようだった。

確かに、隠し画面みたいなのが無くて、普通に全部見られればいいだろうな。


その後メドレーが終わったあと何曲目かだったか、金色のテープが上から降ってきた。

記念にと思ってキャッチしたが、めちゃくちゃ長いので、手で引きちぎって持って帰った。


「赤い靴」でラストということだったが、前の人の腕時計をチラ見したら、予定終了時間の

21時30分になっていない。

曲が終わり舞台は真っ暗になって、客席からはaikoコールと手拍子が鳴り響いているが、

これは例によって、前もって予定されたアンコールをやるに違いないと待っていると、

ブルーのツアーTシャツに柄物のスカート姿のaikoが登場。

もしaikoコールも何も無く、皆さんドヤドヤと帰ってしまったら、

一体アンコールはどうなるんでしょうか。


2曲ほど歌って、21時37分頃だったか、本当のラストを迎えた。

しかし、くるくる回るたびにスカートがふわっと浮いていたな。

ちゃんとスパッツを履いていた(当たり前か)けど、3階からはどう見えていたんだろう。


照明が点いて、NHKホールの係員の「以上で本日の公演は終了」のアナウンス。

去年はもっと長かったよなぁとか思ったが、どっちにしても行って良かった。