大間のマグロ
大間のマグロ。
有名だからあえて説明の必要もないけども、大間町商工会のサイトを見ると、
「大間町では明治時代から今に至るまで、
昔ながらのクロマグロの一本釣りが盛んに行われています。
他の海域で獲れるクロマグロとは比較にならない日本一のマグロといわれています。」
とある。
「〜といわれています」などと控え目な表現ながら、「日本一」と言っちゃってる。
一度は食べてみたいなぁと思っていたところ、そごうのデパ地下で売られていた。
値札を見ると、
「生本まぐろ(中とろ)刺身用 【青森 大間】
(天然 生・刺身用) 」
大間のマグロっていつでも取れるわけじゃないし、しかも冷凍じゃなくて生。買うなら今だ。
定価で「126グラム、3,754円」
買ってしまった。
銀座の寿司屋で食べると思えば安いだろう。
家に帰ってパックを開けてみると、改めて126グラムって小さいナァという感じ。
ナマクラな包丁で刺身にする。切れ味最悪で、きっと刺身の味を悪くしているだろう。
本当だったら、スルドイ刺身包丁でスーっと切っていければいいんだけども…
何とか11枚の刺身にして、食べてみた。
前に、三浦の「たち吉」という寿司屋で食べたときも思ったけども、
本当に旨いマグロっていうのはこんなんだろうなぁと思った。
シロートの私が切っても旨かった。
これに比べたら、スーパーで売られているやつは、マグロの抜け殻みたいなもんだ。
スーパーのはたいてい解凍がうまくなくて、水っぽい感じになってる。
美味しい時間はあっけなく終わってしまったが、大間のマグロは確かに旨かった。
しかし、キチンとした寿司屋のキチンとしたマグロならば、別に大間にこだわらなくてもいいなとも思った。
さて、「定価」では3,754円だったけども、
実際には閉店近い時間での叩き売りで、なんと999円。
大間のマグロを食べたことの無いビンボー人には、滅多にないチャンスだったのでした。
だいたい、定価でなんか買えるワケがないのだ。