心静かに紅葉を観る会

富士吉田のうどんで満腹になった我々は、次いで河口湖に紅葉を見に行くことにした。

既に対向車線は東京方面への帰りの渋滞が始まっている。

富士急ハイランドがすぐ見えてきた。

「ええじゃないか」という恐怖のジェットコースターが有名だが、なんというネーミング。

ハゲ専務が新入社員の女のコに「ええじゃないか」とヨダレを垂らしながら迫っているような、

強引さ、エゲツなさなどが感じられる。

河口湖は日没前に着いた。人工的に植えたものもあるんだろうけどかなり見事に色付いていた。

湖一周しようと思って河口湖大橋に入ったら大渋滞。しまった。

留守が岩というところが紅葉の名所だが、まだ日が暮れてなかった。セーフ。

富士山を背景に紅葉の写真をと思ったけども、雲に隠れて山が見えなかった。


道の駅勝山に立ち寄り、さつまいもを購入。

ここの公園の紅葉もまあまあだった。


勝山の道の駅から住宅地を抜けて国道に抜ける。

途中、ジイサンが手に何かをぶら下げて草むらに放り投げているのを見かけた。猫の死骸、いやなものを見た。

国道20号は大渋滞間違いないから、山中湖を通るルートにした。

ナビで渋滞をチェックし、裏道、抜け道を通るものの、戻ってきた国道で大渋滞にはまった。

がっかりしながら進むと、左手にライトアップされた紅葉が見えてきた。

「心静かに紅葉を観る会」という看板が見える。

渋滞でイラつくココロを静めようではないかと立ち寄る。

結果大正解だった。最初からココに来るべきだった。

下からライトアップされた延々と続く紅葉の木々。幻想的。素晴らしい。

こんなにいいのに、混雑も無い。

すぐそばに、旧武藤家住宅という農家の旧家のような建物があり、そこから眺める紅葉も見事。

今日までの開催ということで、本当に来れて良かった。


その後はさほどの渋滞も無く、小山へ抜ける峠を越えて、国道246号で帰ることにしたが、

富士スピードウェイでなんかのイベントをやってたらしく、予想外の渋滞。

再び抜け道作戦をとったが、小山から松田へ抜けるところでにっちもさっちもいかなくなった。

バカらしいが、静岡の御殿場まで戻り東名に乗ったが、松田から渋滞120分の表示。

松田で下りて、小田原厚木道路へ向かい、厚木から東名という、非常にゼイタクな高速の使い方をして

なんとか友人宅に21時頃という、ぎりぎり普通の時間に到着。

先に心静かにしておいて良かった。