西伊豆2日目

西伊豆2日目。

民宿の朝食もすばらしかった。出されるもの出されるもの全てが旨い。

全てが正しい食材を使っている感じがする。

アジの干物なんて、スーパーでこんなレベルのモノが売っているの見たこと無い。

朝風呂を浴びて、9時30分チェックアウト。

雲見くじら館に行くことにした。雲見には何度も来ているが、くじら館には行ったことが無い。

宿では生憎割引券を切らしていたが、宿に泊まったといったら、くじら館で割り引いてくれた。

セミクジラが雲見の港に迷い込んで、死んでしまったものを、土に埋めておいて、

後日掘り返して、骨格を展示しているものだ。どうも学術的に貴重なものらしいようだ。

館内には、骨格以外にも漁具とか、くじらのヒゲを使ったからくり人形の展示もあり、

小さいながらも見所はあった。

くじらのヒゲは日本のからくり人形や浄瑠璃人形に使われるバネとして欠かせないとのこと。

漁具の中に、「マンガ船のまけまけ」という良く分からないものがあって、ナゾだった。

くじら館はトコロテンの無料サービスがあった。無料といっても入館料は必要だけど。

酢が別に用意されていて、ナニゲにこの酢が美味しかった。

土産モノコーナーで、地物の海藻類をかなり買って散財してしまった。


伊豆半島を南下。田牛(とうじ)に向かう。ここには、サンドスキー場があるのだ。

サンドスキー場とは、吹き寄せられた砂が急傾斜地を作って、あたかもスキー場のようになっている

ところで、実際にソリなどで滑ることができるのだ。面白そう。

行ってみると、サンドスキー場のそばに、「竜宮」と書かれた看板を見つけた。

看板から下り階段になってて、行ってみると、海食洞窟だった。

しかし、ただの洞窟ではなくて、洞窟を抜けると、周りを崖で囲まれた小さなビーチが開けていて…

あぁ、説明が難しい…とにかく不思議な空間。ネットで調べれば出てくると思います。

サンドスキー場は竜宮のすぐそばにあった。

思ったよりも広く、しかも急斜面。30度の小さな看板があるけど、体感的にはもっと急だ。

崩れやすい砂をなんとか登りきり、その辺に落ちていたプラ板を敷いて、いざ出発。

予想外にスピードが出てアセッタ。滑り降りきったところは、ゴロゴロとした石が転がっていて、

その先はすぐに海。最悪な状況では、前のめりになって、石に頭を打ち付けて、海ドボンだ。

なんとか、足ブレーキで止まって、助かった。


遊んでいるうちに昼になったので、途中で見つけた磯料理屋「いそ路」に入る。

本日のおすすめがいくつかあったけど、アジの南蛮定食を注文。850円ぐらいだったか。

安いし、旨いし、ここはアタリだった。

店に置いてあった地元新聞のイベント欄を見て、みかん狩りがそばでやっていることを知って、

行くことにした。

下田市大賀茂のみかん園で、入園料は1人400円。

さきほど昼飯を食べたばかりだから、そう多くは食べられないだろう。

バアさまの道案内で、みかん畑をどんどん登っていく。

今は客は居ないけど、午前中は結構来ていたとのこと。

すると、カスしか残ってないのか?と嫌な予感がしたけど、みかんはあちこちで結構なっていた。

上のほうのみかんが美味しいとのことだけども、実際に旨かった。

面白いことに、みかんは木によって味が違うし、さらに同じ木でも枝によって味が違った。

満腹気味ではあったが、散々食べ散らかし。


なかなか有意義な2日間だった。