ポタリング

浦和の別所沼公園にポタリングに行ってきた。

ポタリングというのは、自転車でぶらぶらと散歩すること。

ちなみに、ポダリングという人もいるけども、ポタリングが正しい。

時速10キロぐらいでのんびり走る。

いつもはこの倍ぐらいの速度で走っていて、上着不要なぐらいに体が温まるものだけども、

やはり10キロだと温まるまでには至らず、冬の寒さが身に沁みる。

公園には13時ちょうどに到着。1時間ちょっとかかった。

別所沼には以前にも来た事はあるけど、以前には見なかった小さな木造の建物が

目に入った。

ヒアシンスハウスと名付けられた小さな家だ。

立原道造という詩人が、1937(昭和12)年冬から翌年春にかけて、当時、葦がおい繁り静寂を

きわめた別所沼の畔に、自らのために小さな週末住宅を建てようとしていた。

しかしその構想がかなわないうちに夭折。

さいたま市政令指定都市に移行したときに、詩人の夢を継承する事業として建設したものという。

入ってみたが実に狭い。しかし週末を穏やかに過ごすにはちょうど良いかなと思った。


公園内の別所沼会館に行き昼食。

さいたまの食材を使った特別メニューがいくつか用意されていて、武州ほうとうというのを注文。

ほうとうといえば、かぼちゃが入っていて、味噌仕立てというのが基本だと思っていたけども、

ここのはしょうゆ味でかぼちゃ無し。うーむ…

味のほうも…。揚玉を入れなきゃよかったか。

まあ、ランチメニューは全体的に非常に良心的な値段設定なのはマルだけど。


腹ごしらえして、荒川方面に進む。

彩湖・道満グリーンパークに入る。クルマは入ってこないし、ひろびろとして気分がいい。

インラインスケーターが颯爽と走り抜けていく。

小学生たちがノラ猫を見つけて、名前をつけて呼んでいる。

平和な時間を感じながら、のんびり家路についた。