震災消防総合演習

昨日のサイクリングで荒川を走っているときに、

数軒の仮設小屋みたいのが配置されているのが見えた。

現代美術のような面白さがあったのだけども、別にゲージュツとは違って、

震災消防総合演習という防災訓練の会場のセットだった。

で、それが今日行われることが分かったので見に行ってみた。


午前10時に荒川の堤防に近づくと、サイレンが聞こえてきた。

訓練が始まったに違いない。

堤防を上がると、河川敷の道路を消防車が何台もつながって走ってくるのが見えた。

壮観な眺めだが、見ると日産のトラックばっかりで、三菱関係の自分としてはフクザツ・・・

訓練に関心のある意識の高い善良な市民(=ヤジウマ)も、100人以上堤防上から眺めている。

消防マニア?のようなのもちらほら見える。


昨日見た仮設小屋みたいのにジャンジャン火を放ち、片っ端から消火するのかなと思ったら、

どうもそうではなかった。

建物を壊しての救助、放水など、会場のあちこちで同時進行で

火とは関係ない訓練が進められていった。

それでも、何台ものポンプ車からなる一斉放水は見応えがある。

消防署員、消防団員がきびきびとした動作で訓練をこなしていく。

現場のことをゲンジョウと発音していたのは、業界用語かなと思った。

訓練後半は、ハシゴ車を使ったレスキューや、お待ちかね(?)の小屋を燃やした消火訓練など

見所が次々出てきてなかなか面白いものだった。

やっぱり、消防訓練といったら、「火」でしょう「火」。

燃え盛る建物に立ち向かう消防−これが無くてはいけません。

などと書いていると、なにか放火事件があったら目をつけられそうだなぁ。


この訓練は川口市のだけども、近隣の戸田、蕨、鳩ヶ谷、赤羽などの消防もやってきて、

結構大規模だった。

そういえば、正月に消防と言えば、出初式だけども、川口では聞いたことが無い。

多分、この震災消防総合演習が出初式代わりなんだろう。

しかし、消防車が訓練のために結構出動していたから、ホンモノの火事が起きたらどうなるんだろうか。

何とかなるんだろうけども、やっぱり心配・・・