高川山

山梨の高川山という低山にハイキングに行ってきた。

友達のクルマで大月まで行き、駅から少し離れたダイエーへ行き、

昼飯用として、助六寿司とトリカラを買った。

買い物に免じて登山の帰りまでダイエー駐車場に置かせてもらう。

大月駅から各駅停車で隣の初狩駅へ。190円。意外に長い駅間距離。

初狩駅からは高川山までの道標がこれでもかって言うぐらいに整備されている。

舗装された林道を上がっていくと、墓地の脇を通り過ぎる。

彼岸が近いせいか墓参りの人々がちらほら見える。

林の中から重機の音が響いてきた。間伐をしているようだ。

林道の途中で、クルマが何台も停まっているのが見えた。

多分、この近くが登山道入り口だろうとの予想通り、

間もなく登山道入り口になった。男坂・女坂コースへと進む。

間伐が進んだ林の中をくねくねと登っていく。寒いだろうと羽織ってきた上着だったが、

歩いているうちに暑くなってきて、男坂・女坂の分岐点で脱ぐ。

迷わず女坂コースへ進む。ラクなのもあるけども、ガイドブックによると、

こっちのほうが景色がいいらしい。

途中崩落地があり女坂っぽく無い通過箇所もあったが、しばらくして初狩の町並みを

見下ろす場所に出た。行きの途中にあった墓地もいつの間にあんなに下になっている。

尾根上の気持ちの良いところをしばらく行き、最後に一登りすると、ひょっこりと山頂に出た。

意外にあっけない感じだったが、ちょうど昼時といういい時間に着けて良かった。

山頂は多くのハイカーで賑わい、岩に腰掛けて昼飯を食べている。

我々も適当な岩に座って昼飯。眺望はさえぎるものが無く、すばらしいの一言。

富士山の姿が見えなかったのは残念だったけども、道志の山並み、リニア実験線、中央道など

分かりやすい眺めが広がる。

茶色い犬が一匹近づいてきた。ポルテの宣伝に出てたような感じのヤツで、どうも我々の弁当を

狙っているような気配。トリカラをポイと投げてよこすことを期待しているような素振りだったが、

安易にエサをやるのは互いに良くないことだと思い、知らん顔することにした。

しかし、犬はしぶとくウロウロしている。首輪があるから飼い主と一緒に来たのだろうけども、

なんで放しておくのだろうか。

帰りはシラネ沢コース経由で富士急の禾生かせい)駅へ。

頂上直下は岩場だが容易に下りられる。若い男女3人組が先行していたが、女性が四苦八苦している。

岩場から先で譲ってもらったが、どうもこのコースはあまり歩かれていないようで、すれ違う人はゼロ。

おまけに落ち葉でスリッピーになっていて、ところどころ歩きにくい。

禾生駅には13時30分過ぎに到着したが、駅のおばさんから次の電車まで当分無いことを知った。

大月までは歩いて1時間ぐらいだと言う。このまま電車を待っても大した違いは無いので、

歩くことにしたが、余裕で1時間以上かかってしまい、待っていたら乗るはずの列車に途中で抜かれた。

高川山ハイキングそのものよりも、大月までの歩きのほうが疲れた。