がんこじじい

久しぶりに箱根の大涌谷に行ってきた。

黒タマゴで有名な噴煙もくもくの場所だ。

出発したときは大雨だったけども、途中から晴れてきて、

大涌谷に着く頃には快晴になった。いいぞいいぞ。

タダで駐車することのできた自然科学館が無くなっていた。

調べてみると2003年に閉館してたとのことだった。

以前に箱根に来たときからもう4年も経過しているということか…

普通の有料駐車場に車を置き、噴煙地そばの黒タマゴ売り場まで歩く。

日本人よりも韓国人、中国人の観光客のほうが多いような感じ。

国際化が進んだのか、円安で日本に来易くなったのか、

4年前と大きく変わったなぁと思った。

遊歩道にも英語、漢字、ハングルで「左側通行」と書かれている。


黒タマゴ売り場で、1袋6個入りのタマゴ500円を購入。

茹であがったばかりのやつで、とんでもなく熱かった。

カラを剥くどころか、タマゴを持つことすらできない。

袋詰めしている売り場の人の手は、いったいどうなっているんだろうと思う。

なんとか食べると、4年前より、なんとなく旨く感じた。

タマゴがレベルアップしているんだろうか。気のせいかもしれないけど。


今来た道を引き返し、駐車場に向かう。

しばらくすると前方から列を乱すような歩き方をしている一行が来た。

歩道のあちこちに、「左側通行」と書かれているのに、堂々と右側通行しているのだ。

まったく、とんでもないジジイだと思い、目の前に来たときに、

「左側通行ですよ」と言ったら、「右!」と言い返して、そのままずんがずんがと

向かってくるではないか!

後ろに連なる家族と思しき人たちも、そのジジイの後に着いて堂々と右側通行だ。

自分を中心に世の中が回っていると思っている御仁には、何を言っても無駄だが、

日本のハジを晒すようなマネは謹んで頂きたいものだ。


気分を害したまま大涌谷を後にすると、まもなく天気が急変して大雨が降ってきた。

わはは。今頃あのジジイどもは、濡れネズミに違いない!