赤ちゃん

里帰り出産した友達の赤ちゃんを見に行った。

友達は、ちょっと太ったと気にしているようだったので、

ふざけて、もう一人おなかに居るの?と聞いたら、ケリが飛んできた。

本当にデブチンだったら、冗談は言えません…


赤ちゃんはハイテクなゆりかご(?)の中に居た。

メールの画像で見たことはあったのだけど、

いざ対面すると、おぉ、本当にいるのだなぁと、なんとも言えない感慨深いものがあった。


触れてもいいというので、赤ちゃんに触れてみた。

もちもちというか、非常に潤いがあり、張りもあり、

世の中のどんなすばらしい女性の肌もかなわないだろうと思った。

しかし、学生の時に、サブゼミの助教授の赤ちゃんをみんなで見に行ったときに、

赤ちゃんに触ろうとしたら、「キタナイ手で触るな!」と言われたことがあった。

それ以来赤ちゃんには気安く触れてはイケナイのだと思うようになったのだが、

あれはいったい何だったんだろうか。


抱っこさせてもらった。

首が据わってないので腕で支えるとか、抱き方にはコツがあるようだ。

赤ちゃんが手足を動かし、それがわき腹などに当たると非常にくすぐったい。

もし落としたら…と思うと、抱っこは気が気でなかった。

友達は手馴れたもので、いやはやさすがだ…


昼は友達のほうのおごりで、焼肉を食べに行った。ごちそうさま。

その間の赤ちゃんの世話は、友達の親御さん。

こういうときに、里帰り出産のメリットがあるんだろうと思う。

育児に係わる人数が多いほど、負担が減るわけだし。

母親だけに育児の負担が全部のしかかって、まったく息抜きができない状況だと

大変だろうと思う。


夕方再び友達の実家に戻る。

赤ちゃんは、泣き喚くわけでもなく、おとなしい。

しかし、どうも客が来るとおとなしくしているようで、普段は大変なようだ。

と思ってたら、泣き出した。

友達は別のところに居るし、友達の母親は夕食の準備。

私は、出されたトウモロコシをかじりながら、どうしていいのかわからず、

とりあえずゆりかごを揺らしてみたりするが、泣き止まない。

友達がミルクの時間であるということに気が付き、ミルクを与えると泣き止んだ。

赤ちゃんは泣くだけが唯一の訴える手段だが、親は、一体なんで泣いているのかを

推測して対処しなければならないわけで、非常に大変だなぁと思う。

泣いてる赤ちゃんは、止め方のわからない目覚まし時計みたいだ。


インターネットによるテレビ電話があって、友達はダンナさんと連絡を取っているとのこと。

遠く離れていても、赤ちゃんの姿を見られるわけで、これはスグレモノ。

私もダンナさんとネットの電話でお話してみましたが、なんと言うか、

会話も「あの、えっと…」と不自然さが出てしまい、また体がくねくねとタコ化してしまい、

やっぱり実際に会ったほうがいいよなぁと思った次第。


結局夜9時まで長居してしまった。

今月で里帰りから戻るとのことで、これから先の育児は大変なものになるかもしれませんが、

何とか乗り切って、これから先も幸せな状態が続けばいいなぁと思いました。