秋葉原
例の無差別事件があった秋葉原。
事件後どんな様子かなぁと、サイテーな野次馬根性で、会社帰りに寄ってみた。
現場がどこだか良く分からなかったので、うろうろする。
万世橋警察署の前を通るとマスコミが張り付いていた。
ソフマップの交差点に献花台があり、大量の花束、なぜかペットボトル、
通りすがりに祈る人、それを映すたくさんのマスコミのカメラ…
という様子だった。
その近くには「無差別殺人 目撃者の方は連絡ください」の旨の警察のタテ看があった。
よくある「○月○日に発生した交通事故の目撃者は云々」というのと同じヤツだが、
交通事故の文字が無差別殺人に変わると、かなり重い感じだ。
私も手を合わせてきたが、ここでこんな事件が…と現実感が無かった。
周りを歩く人も、特に深刻な表情を浮かべているワケでもなし。
帰宅後、wikiで加藤氏の書き込みを見てみた。
事件のことは置いといて、かなり共感できるものだった。
…共感というと違うか…理解できるのほうが正しいな。
ただ、その孤独感と実際の事件の実行との間には、通常のヒトには
越えがたい大きな河が横たわっているんだけども。
でも、なんだか「加藤氏の言葉」として、一人歩きというか、
将来にわたって伝えられていきそうな気がする。
ヤフーのコメントなどを見ると、「即刻死刑」みたいな意見が大半。
ちょっとでも気持ちが分かる旨のことが書かれていると、
「被害者のことを考えてるのか!?」みたいな反論がなされている。
しかし、被害者や遺族の気持ち、加藤氏に対する怒りに終始するだけでは、
思考停止もいいところだ。何も変わらず、それこそ7人は無駄死にだろう。
いまさら、もしも…なんてことを言っても仕方が無いけども、
加藤氏が自動車短大で整備士の資格を取ってれば、かなり違う人生に
なっていたのでは無いかと思う。