観音崎
三連休の始まりだ。
いつもはカーナビの言うことなんかムシだけども、
今日は渋滞表示があちこちに出ているので、ナビの指示に従うことにする。
しかし、ナビが指示した「渋滞してないはずの道」も、結局渋滞している。
幹線道路じゃないと、渋滞を感知するシステムの対象外だから、
ナビ上の地図では渋滞してないように見えるだけだったのだ。
さんざん回り道をさせられた挙句、平均速度が自転車並みになってしまったので、
途中からウソナビの言うことはムシすることにした。
結局観音崎公園入口に着いたのは夕方4時半。駐車場が5時で閉まってしまうのに、なんてこった…
幸い、公園入口から300メートルほど離れたところに、5時になっても閉まらない無料のPを見つけた。
観音崎は対岸の房総半島側に富津岬があり、このあたりが東京湾が一番狭まっている。
船舶が航行できるところも限られており、しかも速力が制限されているらしく、どの船もゆっくりだ。
東京湾に出入りする船がひっきりなしに行き交い、船好きにはなかなか良いスポットだと思う。
時間があれば、いろいろ回ってみたかったが、
ほとんど夕方なので、山の上にある観音埼灯台に行くだけにする。
観音崎公園の入口からおよそ600メートルだ。
面白いことに、地名には「崎」の字、灯台には「埼」の字を使っている。
灯台は中に入れるが、ちょうど5時で終わってしまったので、外から見るだけになった。
灯台の上まで行くと、東京湾を航行する船がはっきり見えるのに、残念。
灯台からクルマのところまで来た道を戻る。
公園入口の駐車場が5時で閉まるためか、あれほどいた散策者の姿はぱったり見えなくなった。
観音崎は旧日本軍の軍事施設跡が点在し、心霊スポットでも有名なことを思い出した。
「寂光土」という小さな看板が出ている無縁仏の墓も目に入ってきて、怖いぞ的雰囲気を醸し出している。
写真なんか撮ったら、ヤバいな。
昼間の「親子わくわくスポット」みたいな雰囲気は、もはや無い。
ビクつきながら歩いていると、後ろから変な気配を感じた。
観音崎は明るいうちに来たほうがいいな。