オルガン
今日は、川口リリアでオルガンの無料演奏会があった。
市報に載っていて、前から楽しみにしていたやつだ。
去年は2ヶ月ごとにやってたような気がするが、最近は不定期になったようで、
少々残念。
ピアノは鍵盤を押したままにしていると、音が小さくなっていくのに対して、
オルガンは鍵盤を押してる限りずーっと同じ音量が維持されるし、
ピアノは鍵盤を押す強さで、フォルテにでもピアノにでも出来るけど、
オルガンは強く押そうが弱く押そうが基本的に同じ音量。
だから、ピアノよりも表現力が無く単調というような意見も聞いたことがある。
まあ、いろいろ言われても自分はオルガン独特の荘厳で重厚な音が好きだ。
19:00開演だったので、速攻帰ろうと思ってたのに、こんな日に限って残業になってしまい、
リリアに着いたのが19:30。
しかし、途中入場できると聞いていたので、コソコソ入った。
演奏の途中からだったが、プログラムを見ると、O.メシアンの「鳥の歌」
という曲で、これが何とも線の細い音の連続で、現代音楽的にすら聞こえた。
助手(?)が、頻繁にオルガンのストップを操作している。
多分、これでいろんな鳥の鳴き声を表現しているんだろう。
「鳥」の鳴き声を表現したと考えると、重厚な音になるわけないかと思っていると、
何と次が最後の曲になってしまった。たったの2曲…
これもメシアンで「言葉の中に命があった、そしてこの命は人の光であった」という曲。
間違いなく宗教音楽で、「バッハっぽい、いかにもオルガンの曲」みたいなものを期待していると、
重厚は重厚なんだけど、不協和音の連続…
無料イベントだから、こういう実験的な曲を出しやすいのかなと勘ぐってしまった。
次回は来年2月14日に無料演奏会があるというけれど、もうちょっと、私みたいな素人
でも馴染めるものをお願いします…