河口湖

河口湖の紅葉

山梨の河口湖に紅葉を見に行った。

前日の天気予報で、「東日本なら標高1000メートル以下で

見頃を迎え…」と伝えており、河口湖も見頃スポットの中に入っていた。


出発時に電池残量確認のため、デジカメの電源を入れたら、

ピーピー鳴った後に、うんともすんとも言わなくなり、とうとう壊れた。

オリンパスの「C−2zoom」…2年余りしか使ってないのに。

急遽、近所のヤマダ電機に行き、店員と相談の上、フジフィルムの「FINEPIX Z1」を買った。

メモリと合わせて3万5千円…とんだ出費になってしまった。


ヤマダで1時間以上ロスしたので、中央道を使った。今日は金運ゼロだ。

高速は順調で河口湖ICには3時半に着いたが、そこから河口湖に至る道が大渋滞。

これでは、この前の日光いろは坂の二の舞になりそうだったので、適当に細い道に入ったら

上手い具合に、湖畔の道路に出た。


おお!確かに見事に紅葉してる。繊細な紅葉だ。

あ、モミジって打ったら、「紅葉」に変換された。モミジは漢字で紅葉だった。

てことは、「紅葉を見てきた」だけでは、「こうよう」してない「モミジ」を見たかもしれない。

へりくつ。


実に見事だったが、よく見ると、人工的に植えた街路樹や旅館の庭先のモミジがほとんど。

山に自然に生えているのはそんなに見当たらなかった。

河口湖の紅葉は町の人の努力の結晶だろうか。

と思ってたら、河口湖の北岸を通ったら、自然に生えている見事なモミジのトンネルがあった。

路駐が多いためクルマを停めるスペースが無くて、残念ながら通過してしまったが、

富士山と紅葉の対比という、極めてベタではあるけども、いい構図の写真が撮れたろう。

日も暮れて、河口湖から甲府方面に向かう道に入ってすぐ右手に、ライトアップされた紅葉が見えた。

立ち寄りたかったが、人だらけでやめた。帰ってから調べたら紅葉まつりのメイン会場だった。


山梨と秩父を結ぶ国道140号を通って帰った。

途中に、「民芸茶屋清水」という、イノブタ料理の店がある。

数年前に行ったことがあり、その時に食べたイノブタの溶岩焼き、すなわち焼き肉で

なかなか濃いイノブタの味に満足した記憶がある。

イノブタはこの辺りの特産で、この店では自家飼育しているということだ。

今回は、イノブタ鍋定食(約1,700円)を頼んだ。かなりの量だ。

美味しかったが、焼き肉の方が、旨みが直接に伝わってきてお勧めだと思う。

店内になぜか「美味しんぼ」の80巻が置いてあり、パラパラ見てたら、この店が載ってて、

山岡夫妻とか富井副部長ばかりか、海原雄山も来てる。なんか不思議な感じ。

それに、しばらく見ないうちに、山岡夫妻には子供もいる。

美味しんぼって、まだ続いているんだろうか。だとすれば、最終回が無いサザエさん状態だ。


人間様はイノブタで満腹になったが、クルマのほうはガス欠寸前で、ガソリンスタンドのある、

秩父までの約50キロ、ヒヤヒヤしっぱなしだった。