革ジャン

御茶ノ水駅

今日も電車通勤。最近寒くて、自転車通勤はサボりっぱなし。

いつものように、ぎりぎりの時間だったので、

赤羽から高崎線に乗り換えて、上野までワープ。

しばらくして、何ともいえない納豆のようなニオイが鼻をついてきた。

乗り込んだ瞬間には気がつかないけど、しばらくして分かることって

あるでしょう。

例えば住所不定で身なりを清潔に保つことが困難な人とか、酩酊して飲食物を戻してしまった人とか…

そのような、車内を異次元空間に変えてしまう存在って、乗り込んだ瞬間には分からないですね。

最初から分かっていれば、その車両には乗り込まないんだけども…

しかし、朝の通勤時間帯だから、住所不定系とか酩酊系の人など居ません。

それらの人々のニオイともちょっと違うし。

誰だ?誰だ?

周りに見えるのは、勤め人・学生ばかり。

キョロキョロしていると、また納豆臭が漂ってきた。

今度こそ逃さずに漂うモトを追ってみると、右斜め前の小太りのオッサンだった。

正確に言うと、オッサンの革ジャンからだった。

このオッサンは、こんなモノを身にまとっていることを自覚しているんだろうか?

自覚していないのなら、家族や会社の人は、このオッサンの暴走を止める義務がある。

東京都迷惑防止条例に「クサイ革ジャン禁止」なんてのがあったら、即逮捕だ。

単純に納豆臭いと思っていたが、感じられたニオイをワインのソムリエ風に細かく表現してみると、

「キツイタバコのケムリ。掃除していない駅のトイレ。焼き肉。イカの燻製。カビ。」

の入り混じったようなモノを感じた。汗臭さとは全く異なる。

革ジャン−まあ、自分には縁が無いが、衣服の部類ではカッコいいほうに入るんだろうと思う。

しかし、革がこんなにも、ニオイを吸収且つ発散させる素材とは思わなかった。

偏見だろうが、革ジャン野郎には気をつけよう。