北海道①
今日は、グループ会社の会議で札幌に出張だ。しかも泊まり。
会社の出張旅費は、いくらディスカウントチケットを買っても、
正規運賃で精算できるから、差額が丸々小遣いになって嬉しい…
…はずだったが、とんでもないことになった。
昨日のボージョレのせいで、まったく予約していたフライトに乗り遅れてしまったのだ。
7:40羽田発新千歳行きエアドゥに乗る予定だったが、目が覚めたのが7時。
これでは、いつも会社に行く時に起きる時間と、ほとんど同じではないか。
7時といえば、既にモノレールに乗っていなければならない時間帯だ。
航空券はエアドゥ限定のモノで、ディスカウントチケット屋経由で予約しており、
当日空港で受け取ることになっている。代金19,800円は既に振込済。
どうしよう、どうしよう…
そうだ、出発当日まで予約変更可能だった…と、チケット屋に電話してみても、営業時間外で出ない。
結局チケット代は無駄になってしまった。
札幌には昼12時に着けば良かったので、出張そのものは遅刻にはならなかったけど、
改めて9時発の全日空のチケットを、正規運賃28,700円で買うハメになった。
結局、羽田→新千歳が48,500円になってしまった。
寝台特急北斗星に食堂車のフランス料理・朝食をくっつけても、まだ1万円以上も高い!
こんなことになるんだったら、最初からディスカウントチケットを買わなきゃ良かった。
だいたい、出張の日程がかなり前から分かっていたのに、7日以前から予約すれば大幅な
割引になる「特割7」もすっかり忘れていたのが、そもそもの失敗の原因だ。
「特割7」ならば最初から9時のフライトを予約してた。
それに後から友達から言われたが、「バースデイ割引」なんてのもあった。
これだったら、12,300円で行けた。
空港から札幌へ向かう電車の中で、チケット屋から電話があったが、あとの祭り。
会議では、損した2万円が頭から離れず、名刺交換した人の名前もよく覚えてない始末だった。
まあ、懇親会は、損した2万円を取り戻すかのような、カニづくしだった、
…茹でたの、天ぷら、カニ味噌、鍋、寿司、カニ刺、その他とにかくカニ!…
ので、嬉しかったけど。
2次会はキレイどころがいる店だった。カラオケをした。
3次会はバラバラになってしまったが、メーカーの人2人と、私と、顔と名前の一致しない人が
一緒になってしまった。そこもキレイどころの店だった。
3次会の代金は、なんと、その人が全額持ってくれたので、お礼を述べたが、名前が出てこない。
4次会は3次会と同じ顔ぶれでラーメン屋に行ったが、食べ終わった後、
メーカーの人2人はすたすたと先に行ってしまった。
顔と名前の一致しない人は、相当飲んでて、足元が覚束ない様子だったから、
自分が知らん顔するワケにいかなかった。
いくら、すすき野が繁華街であっても、ここは北海道。寝込んでしまったら凍死確実。
宿泊先のホテルまで一緒に歩いて行ったが、やはり話をする上で、名前が不明なのには困った。
そもそもこんな人最初から会議にいたんだろうか…そんな気もしてきた。
先方も何となく、自分が名前を知らない様子を感じたらしく、「○○です、よろしく」と
名乗った。しかし、○○という名前は、会議の出席者名簿には無かったのは確かだ。
自分も「ええ、まあ、よろしく」とか曖昧に頷いたが、ひょっとして試されているんじゃ
ないだろうかと思うようになった。
ホテルの部屋に入って、今回の会議に関する宿泊者名を、フロントに問い合わせたけど、
やはり○○という名前は無かった。