北海道②

占冠の牧場

昨日の名前と顔の一致しない人が気がかりだったけど、

帰ったらメーカーの人に名前を確認して、お礼のメールでも入れること

にしよう。

今日は夕方、18:45苫小牧発大洗行きフェリーで帰る。

フェリーはネット割引で2等船室6,750円だから、行きで損した2万円と合わせれば、

おおむね正規の航空運賃になる。

これで、会社から支給される出張旅費とだいたい同じになるから、まあヨシとしよう。

フェリーまで時間があるので、レンタカーを借りて、道内を回ってみることにした。

借りたのは、一番小さいやつ、トヨタのパッソというクルマだ。


まず、札幌からクルマで1時間ほどの、月形村にある樺戸博物館を最初の目的地にした。

以前に、吉村昭の「赤い人」という小説を読んだことがあるが、この小説の舞台となっている

「樺戸集治監」の建物の一部が博物館になっている。集治監とは要は刑務所だ。

行く途中、北村という村でコンビニにトイレ休憩で立ち寄ったら、北海道限定のカップ麺・

カップヤキソバがあったので買い求めた。地域限定に弱いな。

樺戸博物館に到着。

入口の石段が磨り減っているが、これは囚人の足につけられた鉄球によるものだという。

館内撮影禁止だったのが残念だったが、当時を偲ぶ展示物が充実しており、面白かった。

ノンビリ見てたら、昼近くになってしまった。

これから、美瑛・富良野を回って、苫小牧に行く予定だが心配になってきた。

でも、カーナビが示す苫小牧予想到着時刻は4時45分を指している。まあ大丈夫だろう。

深川から旭川まで高速を使った。パッソはなかなか快調だ。

しかし、アクセルを踏み込んでたら、燃料計のゲージがあっという間に1目盛も落ちてしまった。

高速を使ったのに、到着時刻は5分しか短縮されなかった。

旭川市内を抜けるのに、若干時間がかかったと思ったら、到着時刻は20分延びて5時になった。

?…ここにきてカーナビが時速60キロで予想到着時刻を計算していることが判明した。

いくら北海道でも、平均60キロで走れるか!

観光シーズンから外れてはいたが、美瑛も富良野も「いかにも北海道」という景色が広がっていた。

しかし、ノンビリみている時間も無く、適当に写真を撮っただけだった。もったいない…

おいしそうな店がガイドに載ってたけど、時間的にムリ。

富良野まで来て、結局マックのドライブスルーでダブルチーズバーガー1個の昼飯。ムナシイ…

占冠・日高と単調な景色の道をすっ飛ばしていると、若干時間に余裕が出たので、

日高町の道の駅「樹海ロード日高」の「そば太郎」という店で「ヤマベ天ぷらそば」を食べた。

北海道はそばの産地として有名だったから期待してたのに、1,000円もするワリには、

そばはノビてしまって、ヤマベもそれほどのモノでもなく、がっかりした。

その後はひたすら飛ばして、苫小牧フェリーターミナルに着いたのは、18時5分。

急いでレンタカーを返し、乗船手続きをし、何とかフェリーの出港に間に合った。

総走行距離385キロ。この距離を観光しながら、ほとんど一般道で9時間で回れというのが

そもそもムリだった。

今度、北海道に行くときは相当時間的な余裕を持って行こう。