苫小牧-大洗フェリー

船から金華山を望む

北海道からの帰りはフェリーを使った。

苫小牧18:45発 大洗13:30着、商船三井フェリー

さんふらわあさっぽろ号だ。

長距離航路はなかなか乗る機会がないから、早速船内探検。

タラップから船内に乗り込んで、エスカレーターで5階のエントランス

ホールへ向かい、乗船券を渡す。

私の部屋、2等和室35*号室は6階とのことで、更に上階へ向かう。

ゲームコーナー2部屋と喫煙コーナー・レストコーナーを抜けて部屋に着く。

だだっ広い部屋にマットレスと毛布が用意されていた。

ガラが悪そうな人は見かけなかったので良かった。荷物を部屋に置き、更に探検。

7階(最上階)からオープンデッキに出てみたが、激寒だったので、3分ほどで屋内に戻った。

再び5階に戻り、奥のほうへ行くと、「大型トラックドライバーズルーム」という、

一般客立入禁止区域があった。

トラックドライバーをVIP扱いしてのことなのか、はたまた隔離しているのか…ナゾの存在だ。

そうこうしているうちに、夕食の案内が船内放送で流れてきた。

が、値段を聞いてびっくり。バイキング1,600円!…高くて食えるかっての!

一体みんな食べているのかと思い、7階レストランに行ってみたが、案の定まばらだった。

一般客用とは別に、大型トラックドライバーレストランというのを見かけた。

中が見えないようになっていたが、ぎゃははは…と下品な笑い声が聞こえてきた。

やはり、大型トラックドライバーは一般客と隔離されていると考えたほうが良いようだ。

バイキングはムリなので、仕方なくエントランスホールにある売店で、

カップヌードルとウーロン茶を買った。わびしい…。乗船前にいろいろ買っとくんだった。

夕飯(?)の後、展望風呂というのがあったので入ってみた。もちろん無料。

中はかなり広かった。シャワーの勢いも文句無い。サウナまであった。これは合格点だと思う。

風呂の後、やることが無いので、部屋に戻り読書をしたけど、微妙に船が揺れているので、

酔うかもしれないと思って、結局読書も中止。夜も更けてから、減灯したので寝た。


翌日、6時30分頃、宮城県金華山が見えた頃、目が覚めた。

快晴だったので、またオープンデッキに出たが、やはり寒い。即撤収。

また一風呂浴びて、しばらく後に、朝食の案内があった。

バイキング1,000円だそうだ。さすがに朝食ぐらいはマトモなものを食べたいので、

仕方なく1,000円払った。味はお世辞抜きで美味しいと思った。でも高いな。

部屋は相変わらず減灯したままだったので、また寝た。


昼近くになって、また昼飯の船内放送。今度は、やめた。

売店に行って、ワインとか昆布とか北海道の土産を買った。

13:30 定刻どおりに大洗港に着岸した。


船旅は時間がかかることで退屈になることもあるが、鉄道・クルマ・飛行機と違い、

スペースに余裕があって、いちいち狭苦しくないところがいい。しかも格安。

時間があったら、北海道はまた船にしてもいいと思った。