ISSHO

ISSHO

髪切りの帰りに、有楽町の交通会館のまちむら館に寄り道。

いつもたいした買い物をしないが、全国の産物を見られるのが面白い。

2品ほど買って、帰宅のため有楽町駅に行くと、見慣れぬポスターが…

ISSHOという期間限定カフェの案内だった。

内容を見ると、新潟県兵庫県のコラボだ。良く分からなかったが、

駅からほんのすぐそばだったので行ってみた。

ソフマップ無印良品のすぐ隣に、ISSHOのコーナーがあった。

新潟県からの展示で、どでかい箱庭みたいなところに雪割草の花が咲いていた。

100円で、いろんな種類の酒からおちょこ2杯分飲めるというコーナーがあったので、

迷わず行った。

そこの人が言うには、新潟県兵庫県は、ともに震災を体験した地域で、酒どころという

共通点もあるということ。だから、一見関係無い地域のイベントになっているのだった。

酒は、結構種類があった。

越之寒梅が違うところにあったので、見てみると空っぽだった。やっぱり、飲んでみたい人は

多かったんだろう。

兵庫の酒は、いかにも日本酒!という、ワタシ的には苦手な部類。

以前、父方の実家で、アンコウ鍋と一緒に飲んだ「剣菱」でヒドイ二日酔いになってしまった

ことがある。

この酒コーナーにも兵庫の酒のところに、剣菱が鎮座している。迷わず敬遠。

選んだ酒は、上越の「スキー正宗」と新発田の「初花」。

スキー正宗は、以前に上越に行ったときに、変わった名前の酒だなぁと気になっていたのだ。

結果的に当たりだった。

次いで、初花を口に含むと、明らかに味の違いが分かった。

1種類しか飲まないと、その酒の特徴を掴むのは難しいと思うけど、飲み比べると

良く見えてくるモノがある。

このコーナーで惜しいのは、酒だけということ。

サービスが良くて、おちょこにナミナミと注いでくれるのはありがたいが、

せめて塩だけでもいいから、何か欲しかった。

思わず、さっき交通会館で買った塩辛を開けちゃおうかと思ったが、やめといた。

会社帰りに、事前に情報を掴んだワケではないイベントをキャッチして行く−

何か、ささやかながら面白いと思える日だった。