書類整理

トナカイ

隣りの課が新入社員受け入れのための準備で、机の上の書類の整理

などをしている。

そういうワケだからということではないが、我々の課もやることになった。

書類棚から地下倉庫に下ろしても良いファイルを取り出し、

作っておいたダンボールの書類箱に入れる。

書類整理をしていて気が付いたのが、OA化が進んでいない時代は、一つのファイルで

1年から2年分も書類が入っていたのが、ここ最近は、半年も持ってないってこと。

コンピュータの導入でペーパーレス化が進むと思ったら、まったく逆で、紙が増える一方だ。

簡単にワープロで書類が作れちゃうから、こんなことになるのだ。

内容はというと、ガラクタみたいなのばっかり。

しかし、そうは言っても、書類棚に入るファイル数は限られているから、

どうしても古いものから倉庫に下ろさなければならない。

けど、古いといっても、せいぜい2〜3年前くらいの書類。

この2〜3年前の書類ってのが、非常に困った存在なのだ。

倉庫に下ろした途端に、そういえばあの時どういう処理したっけなぁ?と質問される

ことが多いのだ。

新しすぎもせず、古すぎもせず、記憶の中でアイマイな状態になっている…

これが2〜3年前の書類の存在なのです。

今、倉庫に下ろしても、すぐにまた取りに行くハメになるんだろうなと思うと、

なんとなくムナしい気分に襲われるのであった。