千鳥が淵

夜桜

千鳥が淵に夜桜を見に行った。

ここは、毎年訪れている場所だ。で、ここに桜を見に来るたびに、

きれいだなぁと思うココロと、またムナしく1年が過ぎてしまったのだなぁという

ネガティブな思いが交錯するのだ。

会社から、千鳥が淵までは何とか歩いていける距離なので、歩く。

千鳥が淵は1周することが出来るが、毎回、どっちから回ろうか迷ってしまう。

乾門の交番の案内板に、千鳥が淵の案内図があったので、しばし検討。

今年は、北の丸公園から武道館を回っていくことに決定。

案内板から交番の中に視線が移ると、だらしなくくつろいでいる警官2人の姿が…態度悪い感じ。

北の丸公園も千鳥が淵に沿っているが、こちら側はライトアップされいない。

例年は人出が多いが、今年は寒いせいかそれほど人は居なかった。ごちゃごちゃしているより、

良いが、あんまり居ないと盛り上がりに欠ける。

淵は貸しボートがかなり出ていて、ライトアップされた桜が美しい。

写真に撮るが、いまいちな写り。人が見えるみたいに、素直に写るカメラが欲しいところだ。

武道館のそばを通ると、TOKIOのコンサートらしかった。

九段下の駅を過ぎ、千鳥が淵の遊歩道に差し掛かると、警察が、最後尾に回って下さ〜い!

と声を張り上げている。よく見ると、遊歩道に入るために、100メートル以上の行列が出来てる。

行列は全然前に進まないので、遊歩道の反対側の入口に回ったが、正解だった。

千鳥が淵の桜が見事というのは、その桜の本数もあるんだろうけども、ライトアップの仕方も

優れているのだと思う。

普通の夜桜は、ちょうちんや街路灯などで、上から下の方向へ照らされている場合が多いが、

ここは、逆に地面から上方に照らしているのだ。

遊歩道に覆いかぶさるようにして咲いている桜のトンネルを下からライトアップ、

更に、北の丸公園側に咲いている桜にも光を当てて、あたり一面桜桜桜…幻想的だ。

カメラじゃこの見事さは、なかなか伝えるのは難しいだろう。

混んでしまってしょうがないが、それでも、実際に見に来るべきだと思う。

千鳥が淵を抜けて、次は隣りの靖国神社へ。ここも桜の名所だ。屋台もかなり出ていて、

宴会度は上野公園とほぼ同じだろうと思う。

「だんご屋」の屋台が目に止まった。

「花より団子〜」とベタなことを言って客寄せしているが、なかなか客はついていないようだ。

花見客は、花よりタコヤキなのであり、花より焼きトウモロコシなのだった。