川崎マリエン

ホオジロザメ

かなり久しぶりに「川崎マリエン」に行ってきた。

川崎マリエンは、京浜工業地帯の埋め立て島「扇島」にある、展望フロア、レストラン、

海事展示物、運動施設などをそなえた、高層建築物。

サイトをみると、マリンとエントランスの造語だという。


ここの9Fのレストランは味はイマイチだが、眺望を楽しむには絶好の穴場なのだ。

普通のビュースポットと違って、ここから見えるのは、石油化学コンビナートや、船・コンテナ…と、

いまいちピンとこないものが多いが、夜景は一変。

コンビナートの配管・タンクを照らす煌煌とした灯り、あちこちのエントツから吹き上がる

余剰ガスを燃やす炎…

無機的・近未来的という表現がぴったりだ。

コンビナートのある地名は「夜光」だが、まさにその名の通り。

何より、マリエン自体がマイナーで、人も少なく静かで、落ち着ける。


今日は、午後4時到着。遅い昼ご飯をここのレストランでとるのだ。

が、駐車場の入口に小さな紙があり、レストランの営業時間は土日午後4時までと書いてある。

平日はもっと早い。

午後4時閉店のレストランって…


せっかくここまで来たのだから、とりあえずマリエンに入る。

すぐにサメの剥製が見えた。以前には無かったものだ。後で見よう。


展望エレベータで9Fへ。眼下には大型貨物船2隻が見える。

レストランは、「オーロラ」から「マンマミーア」に名を変えていた。

入口にメニューが出てたので、ひょっとしてまだやっているかもと思い、店員に尋ねると、

時計をチラと見て、すみません… メニューも片付けられてしまった。

仕方なく、エレベータで下に。サメを見ることにする。


このサメ。ただのサメではなかった。

ホオジロザメ

映画ジョーズに出てくるやつだ。

川崎市千鳥運河に死んで浮かんでいたが、調べたところ世界最大級であり、

学術的にも貴重ということで剥製にして保存・展示しているということだ。

全長4.8メートル。確かに大きい。大型乗用車ぐらいの長さだ。

歯はスルドク、噛まれたら…想像したくない。ちなみに、歯は何度でも生えてくるそうだ。


しかし、川崎市に浮かんで…って、こんな沿岸部にもこんなサメがいるのか!

サーファーは、海中から見るとエサとなるアザラシに似ているので、間違われて襲われることがあるとも書いてあった。

とってつけたように、サメで命を落とすよりも溺死の方が多いなんて書いてあったが、オソロシくなった。

これからは海に行ったら、波打ち際でおとなしくしていることにしよう。


このサメの愛称を募集していたが、サメはシャークで雄だから、「シャーくん」と書いて投稿しておいた。