AFRICAN FESTA 2006

アフリカンフェスタでの演奏

今年もアフリカン・フェスタに行ってきた。

毎年この時期に日比谷公園で開催されている、アフリカを丸ごと体験する2日間と銘打った

外務省主催のイベントだ。

昨日、川崎マリエンからの帰り道、日比谷公園の脇を通ったらなにやら賑やかなので、

帰宅後に調べてみたら開催されているのが分かったのだ。ラッキー。

ただ惜しいのは、先週代々木公園で開催されてたタイ・フェスティバルを逃してしまったこと。

5月は、タイ・フェスティバルアフリカン・フェスタという、トーキョーにおける

二大海外野外イベント(?)の開催月なのだ。

昨年はタイ・フェスティバルで果物の王様と呼ばれるドリアンを食べて、現実<期待 

ということを知ったのだが…


アフリカ諸国は、エイズ撲滅だとか、教育水準の向上、内乱、貧困からの脱出などと言った、

非常にシンコクなモンダイを抱えていることは、詳しくは無いけど、分かる。

そして、このフェスティバルでは、それらについて無関心であろう日本人に対して、

目を向けてくれるよう一生懸命になっているNGOの方々の頑張りも見られる。

が、そういう重いモンダイだけを提起する場としての意味合いだけでは、集客力に欠けるだろう。

それらが暗い面だとすれば、明るい面をアピールすることが、まず人々に目を向けてもらうのには得策だ。


と、言って、真っ先に向かったのは、フードコーナー。

こういう海外のフェスティバルにおける楽しみとは、ズバリ食べ物だ。

日比谷公園に午後3時過ぎに到着。ヒルメシ時は過ぎているにもかかわらず、

相変わらずフードコーナーの行列は絶えることはなかった。

比較的列の短いスーダンのブースに並ぶ。

隣のガーナだったかのブースにはクイーンズプレートというのが出品されていたが、去年食べたのでパス。

クイーンズプレートは酸味のあるパンとカレーっぽい鶏肉の煮込みみたいなのと…と確かそんなのだったか。


スーダンのブースでは、モラ・アシーダ(Molah Aseida)という名の、ダルフール地方のフフとオクラの

シチューを頼んだ。500円。

フフと言っても、当たり前だが、資生堂の安い化粧品ではなく、

なんかの粉を練ったような白くて薄い餅状のものだ。

料理名にこういった現地名がついていると、ホントに現地で食されているものと信用してしまう。

食べてみたら、ベビーフードみたいな味で、自分的には好きだった。ベビーフード…たまに買って食べてます。

スーダンでは他にいろいろあった。しかし、小松菜のカレーってのには、ギモン符が飛び交った。

小松菜って、東京が原産の野菜じゃなかったっけ。

あと、シシケバブ。最初見たときは、牛肉のカタマリみたいのが、回転しながらじわじわとローストされていく

さまをみて、珍しさポイントが高かったのだが、最近は比較的どこでも見られる。

確か、アラブの料理として知ったのだったが、アフリカでも食されているのだろうか。

まあ、シシケバブも一本買ったが、以前に中東のモノとして食べたときと味は一緒だった。美味しいからいいけど。

ところで、ダルフール地方のことを帰ってから調べたら、スーダン政府と反政府勢力との間で衝突が発生し、

治安が不安定とのこと。食べ物により簡単に異国情緒に浸れることはできるが、現実はキビシイのだ。


アフリカ諸国のブースが並び、衣服、楽器など珍しいものが次々に目に入る。

ハンドドラムを叩くと、いい音が出た。コンガみたいのもあったので叩くと、これもいい音。

値段を見たら5万円近く、いい値段…

ドラムも面白いが、毎年欲しいと思っているのがカリンバ…今年も結局パスしてしまった。


あとは、ケニアではアンケートに答えて、ステッカーをもらった。

NGOのブースで、コートジボアール産の100%の缶入りココア粉末を購入。

ザンビアで、チキンのシチューみたいなのを購入…

最後に、屋外のメインステージで、D'Garyのコンサート。

ギターがメインで、自分的には、あんまりアフリカっぽくなかった。

何年か前に行ったときの、ヨカ・ショックっていうバンドが良かったような記憶がある。

…こんなふうに、お手軽にアフリカを感じたのでありました。


こういう無料イベントにありがちな、中年夫婦や、ファミリー層はあまり目立たず、

代わりに、ホンモノのアフリカの人、エスニックな服装の若者、いかにも海外帰国子女ですと言った

感じの若い女性が多かったな。