真鍮のベル
少し前に新しい自転車を買った。
普段用ではなく、主にツーリングで使おうと思って買ったものだ。
ただし、ライトもベルも付いてないので、そのままでは道交法違反になってしまう。
幸いライトは、他の自転車で使っているものがあるので、ステイを取り付けて、
対応することができた。
さてベルだ。
ベルなんぞ、鳴ればいいじゃないかと思うヒトもいるだろうけども、
ワタシ的にはベルは音が命なのだ。
普段用の自転車には、ビーチクルーザー用の大型ベルを付けていて、
「リンゴーン」とでも表現したらいいのか、かなり響くいい音が出るのだけども、
ツーリングバイクには不向きな感じ。
と、自転車を眺めているうちに気が付いた。
ハンドル周りはメーターやらライトで、ベルを取り付けられるスペースが無い。
ハンドルがダメなら、ステムに取り付けるのが一般的だけども、
買った自転車のは、今まで見たことも無い、オーバーサイズのアヘッドステムというやつで、
太くてフツーのベルは取り付けられない。
ベルそのものが取り付けられないじゃないか…
こうなったら、いい音とか言ってる場合ではなくなってしまった。
ネットで調べたら、ヒトによってはカウベルをぶら下げているケースもあるらしい。
でも、ハイキングの人ならまだしも、自転車でカランカランはなぁ。
他にもいろいろ調べたら、ありました。
アヘッドステムのスペーサーとベルが一体化した真鍮のベル。
最近出来た近所の自転車屋に聞いてみると、あるというのでさっそく購入。
700円しないくらいだった。
取り付けて、部屋の中ではあるが、鳴らしてみた。
チーンという真鍮独特の涼しげな音と、10秒以上の残響。
やっぱりベルは真鍮でキマリだな。