除湿機

牛久沼

梅雨に入った。

この季節、部屋が湿っぽくなるのがイヤだ。

何とかしようとエアコンのドライを入れても、かけてる部屋だけが快適になるだけであって、

普段生活しない北側の部屋は、なんとなくジメジメしてる。

この北側の部屋には以前背の高い本棚があったのだけど、何か部屋に妖気を感じるなぁと

思っていたら、その本棚の後ろの壁一面にカビが生えていたことがあった。

腐りかけた本棚や湿気を帯びた本は捨て、カビキラー等でカビ退治したら妖気は消えた。

しかし、このような状態に至ったのは普段からこの部屋の湿度が高い証拠。

湿度の問題を解決しないことには、いつ妖気漂う部屋に逆戻りするかもしれない。


で、ビックカメラに行って除湿機購入の検討をすることにした。

空気清浄機と違い、それほど商品数は多くは無かった。

驚いたのは値段の差。

安いのは1万円台からあって、高いのは5万を超えてる。

単純に除湿量の差かなぁと思ったけど、除湿方式の違いによるものに思えた。

店の案内を見たら、除湿機は大きく分けて「デシカント方式」「コンプレッサー方式」の2種類あり、

デシカントは安くて、コンプレッサーが高いという印象。

しかも、コンプレッサーが暑さに強いとあるところ、デシカントは寒さに強いとある。

コンプレッサーは冬はニガテだが、デシカントが1年中使えるということ。

また、運転音は静かとある。

しかし、デシカントの消費電力はコンプレッサーの倍近いのがイタイ。

でも考えてみたら、コンプレッサー方式は冬はニガテで、それだけ長く運転しなきゃいけないわけだから、

1年通しての電気代はそれほどの違いは無いような気がする。

これはデシカントで決まりだ。

しかし、商品を良く見てみようと思い棚の上から下ろしたところ、吹き出し口のところに、

「温風が出ます」

デシカントは室温上昇が3〜8度と、ハンパじゃないらしい。夏場にこれでは…

デシカントとコンプレッサーのいいトコ取りの「ハイブリッド方式」もあったけど、

とてもお気軽な値段じゃなく、結局何も買わずに終わった。