パリッと
以前同じ課にいて、2年前から山形勤務になっている先輩が、
有給休暇をとって東京に遊びに来たので、仕事帰りに飲みに行くことに。
この先輩が東京にいたときは、結構飲みに行ってたような気がする。
夕方5時近くになって、「パリッと行くか!」などと言われると、
仕事が立て込んで都合が…などと断れずに、飲みというパターン。
だから、当時は「パリッと…」というコトバに、ちょっとびくびくしていた。
先輩が山形転勤になってからは、仕事のヒトたちと飲みにいくことが、皆無になってしまった。
以前は、部内でも仕事が一段落つくと、お疲れ会みたいなことが自然に行われていたが、
それも無くなった。
そうたびたび飲みに行かなくても、別にどうってコトないしと思っていたけど、
そのうち、互いのコミュニケーションが希薄になっていった。
前は違うのかと言われると自信はないけど、表面的な付き合いの度合いが高くなっていった。
仕事上のことでも、以前はコミュニケーションがあったから自然に共有できたが、
今は、他の人が話していることとに聞き耳立ててアンテナを張っておかないと、
自分の担当外のことは全然分からないという状態。
それはこっちに聞いてくれればすぐに分かるのにということを、他の人がイチからやっていたりする。
昔は良かった式の話をしても仕方ないけど、居心地が悪くなってから、先輩のありがたみが改めて分かった。