ETC裏技とトラブル

東京国際フォーラムのイベント

会社の人と所用で、栃木県の喜連川までクルマで行った。

高速を使って、東京から行く場合は、首都高速から東北道に乗り矢板で下りる。

この場合、東北道の料金は浦和本線→矢板の3300円になるのがフツーだが、

ETCを利用し、時間帯が合えば、1800円にまで安くなる。

ポイントは、ETC早朝夜間割引と通勤割引を上手く使うこと。

【ETC早朝夜間割引】とは、

走行区間に、東京・大阪の大都市近郊区間が少なくとも1区間含まれること。

②なおかつ、1回の走行距離が100キロ以内であること。

③入口または出口料金所を午後10時〜午前6時の間に通過すること。

この3条件をクリアすれば、料金50%引き。

【ETC通勤割引】とは、

走行区間に、東京・大阪の大都市近郊区間が含まれないこと。

②なおかつ、1回の走行距離が100キロ以内であること。

③入口または出口料金所を午前6時〜午前9時、または午後5時〜午後8時の間に通過すること。

この3条件をクリアすれば、料金50%引き。


で、矢板まで行くのにどうすればいいかというと、

①浦和本線料金所を午前6時までに通過する。

②加須で一旦下りる。(東北道は加須までが大都市近郊区間、浦和本線〜加須は100キロ以内)

③加須で再度高速に乗り、矢板で下車(加須→矢板は大都市近郊区間が含まれず、100キロ以内)

そうすると、

浦和本線→加須 通常1200円が早朝夜間割引で600円

加須→矢板 通常 2400円が通勤割引で1200円

合計1800円になるのだ。


ところがトラブルが起きた。

浦和本線に予定通り午前6時前に入り、加須でETCレーンから出た。

料金表示は600円で、キチンと早朝夜間割引が適用されていた。

再度加須でETCレーンから入ろうとすると、開閉バーが開かない。

思わず、ETCカードが車載器に入っているか確認するが、問題ない。

しばらく待ってると、インターホン越しに「エラーなので、通行券を出しますよ」と係員氏。

「通行券による走行では、通勤割引が適用されないのでは?」と質問すると、出口で処理するとのことで、

通行券を受け取り高速に乗り、一路矢板へ。

通行券なので、矢板の出口ではETCレーンは通過できない。

有人レーンに行き、加須からの通行券とETCカードを渡すと、

「ETCカードの記録だと、浦和本線から入ったことになってますね」と言って、

なんと浦和本線→矢板の料金3300円の利用証明書を出してきた。

おーい!通行券見れば、加須から入ったことになってるじゃないのよ。

加須からの通行券はどうなるの?何で、浦和からのカネ取るの?

加須から矢板までのETC通勤割引料金1200円にしなきゃおかしい!と抗議すると、

どこかに電話を掛けて、加須→矢板の通常料金2400円の利用証明書を出してきた。

ETCの割引はどうなるの?と聞くと、それはここでは分からない。

後で処理される。と言い出した。おまけに、


「こんなことにならないように気をつけて下さいよ!、後ろの車にも迷惑だし」


と言ってきて、クルマのナンバーを控えだした。

まったく、不正通行を疑っているとしか思えない対応だ。

確かに、一連のやり取りで料金所には長い車列が出きていた。

ただ、「こんなこと」になった原因は、おかしなエラーを出してきた、高速道路側にある。

大体、後ろの車に迷惑なら、料金所の隣りにある管理事務所に案内するとかすりゃいいではないか。

「そっちのせいで、こうなったんだろ!」と言い返すと、「私、道路公団の職員じゃないから分からない!」

会社が悪いのに客のせいにして、お役所体質にも程がある。

バイトか委託か分からないけど、矢板の「中三川」という料金所職員!態度悪いぞ、コノヤロメ!


帰宅後、どうもアヤシイなぁと、ETCの利用明細をネットでチェックすると、

浦和本線 加須  600円
浦和本線 矢板 3300円

と出ていた。

これじゃ、割引で1800円になるどころか、その倍以上の3900円も取られることになるではないか!

翌朝、朝イチで「ETCプラザ」に抗議の電話。

時間はかかるが、折り返し必ず連絡しますとのことだが、どうなることやら…