不気味なテレビ

荒川河川敷

これを書いているのは、9月10日。いや日付が変わったから9月11日の深夜だ。

午前0時頃と午前1時頃に、その奇妙なことは起きた。

NHKの北大路魯山人に関する番組を見て、テレビを切った。

コンセントにプラグはつながっているが、とにかく電源は落とした。間違いない。

溜め込んだブログを打っていると、隣の部屋からシャララーンというような、

涼やかな短い音楽が聞こえてきた。

いままで家の中では聞いたことの無い音だ。目覚まし時計や、ケータイの音とも違う。

テレビから聞こえてきたようでもあるが、それにしてはどこと無く遠い感じがした。

ひょっとして外で鳴っているのかなぁと、その場はそう思った。

午前1時。

さっきと同じ音が聞こえた。テレビからだ。

電源は…入ってない。

通電ランプも消えている。

ためしにスイッチを入れたらテレビの画面が出てきて、通電ランプも点灯した。

サーッと鳥肌が立つ。

もう、涼やかな音楽…などと言ってられない。

気味が悪くなって、テレビとビデオのプラグをコンセントから抜いた。

午前2時。今度は例の音は聞こえてこなかった。

テレビとビデオのプラグを再びコンセントへ差しこむ。

ビデオの時計が点滅して、時刻表示が消えていた。ビデオのプラグは抜かなくても良かったな。

再びあの音は聞こえてくるのだろうか…