横浜まで

ランドマークタワー

横浜までサイクリングしてきた。

午前11時ちょっと過ぎに川口発。もっと早く出発すべきだった。

天気も良くこれは絶好のサイクリング日和だと思ったのもつかの間、

サイクリング用手袋をしてくるのを忘れた。

おまけに、この前の荒川沿いのサイクリングから、どうもリアのギアの調子が悪く、

変速していないのにもかかわらずガチャガチャと音を立てて、

勝手に変速しそうになる症状が出て調子が悪い。

が、そのうち自転車屋を見つけて直してもらおうと思ってそのまま走る。

12時頃皇居のそばを通過。日曜はパレスサイクリングと称して、皇居の回りの一部は

自動車などを通行止めにして、サイクリングロードとして開放している。

ここまで来るうちに自転車屋は見当らず、ガチャガチャ音を出しながら、

調子悪くパレスサイクリングのルートを走ったが、

まわりは、キメまくっているロードレーサーのヒトたちの姿が結構多いだけに、まことに格好悪い。

桜田門そばでは、警察によるバイクの競技みたいのをやっていて、バイク便の人たちが細い木の上を

走ったりしている。

すぐ隣りでは、親子のバイク教室みたいのをやってて、おそらく小学生と思しきこどもたちが、

バイクに乗って指導を受けているのが見えた。

小さいうちから二輪車に対する正しい態度を養うという目的があるのだろうけども、

「オレ昨日バイク乗っちまったぜ!」「スゲー!オレも早く乗り回して〜!」

みたいな暴走族予備軍養成所に行ってきたみたいなコトになったりしないだろうかと、

危惧を抱いてしまう。ヘンケンだけども。

国道1号を走り、多摩川に差し掛かったところで「多摩川」のカンバンを記念に撮ろうとしたら、

ウロウロしているランナー氏から「撮りましょうか?」との声が。

ありがたく撮ってもらうことにし、しばらくランナー氏と雑談。

へぇー川口から来たのすごいね。などと言われたが、別にすごくもなんとも無いことなので、

えぇとかまぁとかアイマイな返事になった。

私よりも、この炎天下を10キロ走っているランナー氏のほうがすごいだろう。

向かい風の国道1号をひた走るが、なかなかアップダウンが多い道だと気付いた。

クルマだと余り気がつかないが、自転車だとダイレクトに伝わってくる。

横浜市鶴見区に入り、道路わきの「岸谷の湧水」で休憩。

まったく国道1号のすぐ脇にあり、初めて見る人は、こんなところに湧き水が?!と驚くだろう。

煮沸して飲むようにとあったが、そのまま飲み、ペットボトルのお茶をこの湧き水に詰め替えた。

しかし、ここまで来るうちにも、全然国道1号沿いに自転車屋のカゲもカタチも無い。

同じ二輪でもバイク屋はたくさんあるのに…

ときどき、サイクルショップなんてカンバンが見えるので、期待して近づくと、

全部「リサイクルショップ」だった。サイクルとリサイクルでは全然違うっての…

多分自転車屋は国道から中に入ったところにあるんだろうけども、メンドーだから探さない。

綱島街道の分岐のあたりで線路が見え、いつも見慣れている京浜東北線電車が走っているのが見えた。

結構走ったかなと思っているのに、こういう見慣れたヤツが出てくると、なんかガッカリだ。

みなとみらい地区に入り、ランドマークタワーが全部写るぐらいのところで記念撮影。

ふとケータイを見ると、メールが1件。

見ると、友達からで、「今日東京に行くけど、都合どう?」みたいな内容だったので、

急遽、蒲田で待ち合わせすることにした。

メールが無ければ中華街ぐらい行ってみようかと思ったけど、友達と会うほうが楽しい。

戻りはアップダウンのある国道1号はやめて、国道15号を行く。

平坦な上に追い風もあって快調だ。

途中、川崎駅そばで道路反対側にカメダというサイクルショップを発見。

カンバンに「プロ」という文字があったので、やっと直してもらえると店に入るが誰もいない。

「すみませーん」と声をかけると、オッサンが出てきたので、説明すると

「1時間ぐらいかかるけどいい?オレ1人でやってるんでね。」と言ってきた。

この程度の修理で1時間もかかるというのはおかしい。本当にプロ?

このオッサンに任せるとかえってロクなことにならないと嫌な予感がしたので、遠慮した。

店を出るときにオッサンが、

「今度店に入るときは声をかけてくれ。ガラス戸に自転車が当たって、キズがつくことがあるから」

とのたまった。それなら店の入口にそう書いとけ!と思ったが、まったく雰囲気悪いぞ。

気を取り直して出発。

JR蒲田駅で友達と落ち合った。どこかで落ち着こうということになったが、

自転車用のチェーン錠を持ってくるのを忘れたのに気がついた。

手袋といい、カギといい、思いつきで出かけると忘れモノをやらかす。

散々ウロウロして、100円ショップを発見。Subwayで軽く食べながら5時近くまで雑談した。

6時半ころ川口に戻った。近所の「本当」のプロショップがまだ開いてたので、自転車を見てもらうと、

チェーンの異常と、リアスプロケットのトップ側のギア板が何枚か曲がっているのが分かった。

結局両方とも交換で、6500円。まだ500キロも走ってないってのに、何たることだ。

帰宅後、買った自転車屋にクレームの電話を入れた。代品を送るとのことだけども、

チェーンはともかく、スプロケットなんてもらってもどうしようもない。

あと、デジカメの画像を見たらランナー氏に撮ってもらった多摩川の写真が無かった。

シャッターが切れてなかったらしい。確認しておけば良かった…