第23回ふるさと北区区民祭り
今日は台風一過のような素晴らしい快晴。
これで会社でなければなんと良い事か…今月から隔週土曜出勤なのだ。
せめてもの気分転換にと、会社までは久々に自転車で行った。
暖かい日だったが、風にはすっかり秋の気配が感じられる。
至るところにビニ傘の死骸が散乱し、昨日の嵐のすごさを物語っている。
帰りは定時上がり。
王子の飛鳥山公園の前を通ると、なにやら賑やかだ。
敢えて行き当たりばったりの道を通って、散々自分の現在地を見失いながらここまで来たので、腹ペコだ。
取り合えず、明治通りを挟んだ「たこ課長」でたこ焼き(400円)を買ってから公園に行く。
「第23回ふるさと北区区民祭り」の夜の部?で、S-gate ASUKAYAMAというイベントだった。
ストリートミュージシャンの発信の場という位置づけのようだ。
舞台の前には結構観客がいて、演奏に聞き入っている。
Nostalgic−ScopesというJ-POP2人組が演奏しているところだった。
駅前で自己満足でやっているようなレベルのストリートミュージシャンではなく、
まるきりプロみたいだったので、しばらく聞くことにした。
2人隣の車椅子のおっさんは、「ブラボー!」とかワメいていてうるさい感じ。相当酒が入っているようだ。
確かにブラボーなんだけども…。
続いて、「琴臣☆美輝風featuring夢絃∞」という何と読んだらいいのか分からない、創作日本舞踊の
集団の登場。
司会も「いよいよお待ちかねの…」とアナウンスして、会場から「いよっ、待ってました!」などの掛け声、
拍手…
へぇ、日本舞踊ってこんなに盛り上がるのかぁ、と意外。
4〜5面のお琴による演奏により、男女2人の幻想的な舞が披露された。
良く見ると、後ろに松が植えられていて、このイベント会場の舞台は能舞台だってことに気がついた。
さっきのJ-POPの2人組み、能舞台での演奏はやりづらくなかったんだろうか。
舞では、男女が抱き合うような仕草もあったが、例のオッサンが車椅子から降りて、
どっかと地面に座り込んで、「もう、ヤケちゃう!コノヤロ」などと騒いでいる。
まったく、ストレートなオッサンだ。
最後に「Nico」という、いかにも地元のストリート音楽的2人組が出てきた。
すると、ぞろぞろと観客が帰り始めた。
えぇっ?と思ってみてみると、観客はおじさん、おばさん、じいさん、ばあさんのような
先ほどの日本舞踊を楽しみに来ていた人が多く、若い人は少なかったようだ。
私も遅くなるし、帰るかなと思ったけども、「帰っちゃうのぉ?」とみんなに呼びかける2人組の姿に
後ろ髪を引かれて聞くことにした。
そしたら、容姿はパッとしないけども、曲もそこそこいいし、上手い!
例のオッサンもブラボーと騒いでいるが、不思議なことに今度はうるさく感じなかった。
こういう合いの手は演目を選ぶものだなぁと分かった。
ワンコインでそこのコーナーでCDを売ってるとアピールしてたので
帰りに買ったが、是非頑張ってほしい。