自動販売機の鳴き声

自動販売機にコインを入れて、希望の飲み物のボタンを押す。

受け取り口に缶やらペットボトルが落ちてくる。

以上が、自動販売機におけるフツーの流れだと思う。

これを音で表すと、

「チャリン、チャリン… ガタッ!」

という感じだろう。

もちろんチャリンとガタの間には、ボタン押しが入るけども、ほぼ無音だから省略。

当たり付き自販の場合は、チャリンとガタの間に「ピピピピ…」あたりの音が入るだろう。


だが、今日、見てしまったのだ。

いや聞いてしまったと言ったほうが正確だ。


最近開拓した千川通りのルートを通って、自転車で帰宅途中、信号待ちをしていた時のこと。

自販機でガタっと商品が落ちる音がしたと思ったら…

「コケコッコー」

ニワトリの鳴き声?!

最初なんだか分からなかったが、ガタっという音をニワトリがタマゴを産み落とす音に例えて、

コケコッコーというダジャレ的な効果音を入れているということが分かった。


川口まで帰ってきたら、今度は「ホーホケキョ」と鳴く自販機を発見。

こういった効果音が聞きたくて、買うヒトもいるんだろうか。

私だけが知らなかったのかもしれないけど、鳴く自販機があるなんて、いやはや驚きだった。

墓地のそばの自販で、ささやき声を効果音にしたら、逃げ出してしまうひと続出だろうな。