霞ヶ浦一周サイクリング①

仲間と霞ヶ浦1周のサイクリングに行ってきた。

霞ヶ浦は琵琶湖に次いで日本で2番目に広い湖だ。

土浦の総合運動公園の駐車場に朝8時集合。しかし、3連休の初日だけあって道路は大渋滞で、

15分ほど遅刻した。

先に待っていた、つくば在住の友人にすまんすまんと言いながら挨拶すると、

町田在住の友人が未着。渋滞に巻き込まれているとメールが入ってきて、

1時間後の朝9時からの出発になった。

行程はおよそ90キロ。日没時間が日に日に早くなってきてちょっと心配だが、何とかなるだろう。

自転車は左側通行だから、眺めがいいように、左回りに一周することにした。


天気は快晴。若干の向かい風だが、レンコン畑などを見ながら時速25キロぐらいで快調に進んでいく。

東京脱出の大渋滞も、ここまで来ればウソみたいにガラガラだ。ただ、大型トラックが多いのが怖い。

また、湖岸に近い道路だから平坦だろうと思っていたけども、緩いアップダウンがある。

おまけに霞ヶ浦は道路から結構離れていて、なかなか姿を現さない。

10時30頃、セブンイレブンで休憩。

すぐそばに、「欽ちゃんファーム」の看板を発見した。

看板に書かれている内容を見ると、欽ちゃん球団こと

茨城ゴールデンゴールズ」に関係していることが分かった。

てっきりプロ野球の2軍のようなものがあるのだろうと想像してたら、

看板の目の前の広がる畑を意味しているようだった。のどかだ。

そこから、湖岸の和田岬の公園に向かう。3連休初日だというのに、この公園には人気が無い。

湖岸沿いに道があるのを見つけた。四阿で休んでいたおばさんに道が続いていることを確認し進む。

左手はすぐに霞ヶ浦だ。やっと「霞ヶ浦」サイクリングらしくなってきた。

釣竿がほぼ等間隔に延々と続いているがほとんど無人だ。

良く見ると竿の元に、アンテナの付いたハコが取り付けられている。

釣りのことは全然詳しくないけど、アタリの時に知らせる発信機だろうか。腑に落ちない。

やがて、広大なヨシ原が見えてきた。

妙義の鼻というところで、野鳥観察のための覗き的施設もあるが、誰もいなかった。


稲敷大橋を渡り、すぐに左折、再び湖岸沿いの道を辿る。

快調と思ったのもつかの間、舗装が途切れ砂利道になってしまった。

自分の自転車ではタイヤがあまり太くないために砂利道はキビシイ。

仲間の一人がこの先の路面状況を確認するために偵察に出た。

待っている間、ゴミ捨て禁止の看板が目に入った。

恐竜のキャラクターが2匹描かれていて、男の子がカッシーくん、

女の子がカッシーラちゃんと名付けられている。聞いたことがない霞ヶ浦キャラだ。

カッシーラなんかよりカスミちゃんのほうがいいではないか。

だとすると、カッシーはカスオくんか。何のとりえも無くなったようなカツオ君みたい。

「カスオっ!あっち行けよ!」とかナカジマに言われているような。

などと、バカなことを仲間と言ってるうちに、戻ってきた偵察曰く「この先もずーっと砂利道…」

ずーっと舗装ならば眺めがいいのにとブツブツいいながら、湖岸から若干離れた舗装道路を走ることにした。


常陸利根川を渡る北利根橋に来た。ここは霞ヶ浦の最東端で、ここからルートは東向きから北向きに変わる。

橋を渡りきり坂を下ったところで信号待ちをしていると、

「ぶんぶん、ぶぶぶん…」と千葉茨城暴走族的バイクサウンドが聞こえてきた。

農作業帰りのような風情の40〜50ぐらいの、「カールおじさん」みたいなオッサンが、

400CCぐらいのバイクを駆って、こっちにガンを飛ばしながら通過していった。

一人でよくやるよ。あたまが「ちょいワル」オヤジだ。


正午前に天王崎に到着した。国民宿舎「白帆荘」もあるし、このへんで昼飯にしよう。