解禁

業者っぽい人が会社にやってきた。

たまたまそばにいたので、「いらっしゃいませ」と応対すると、

「ワインをお持ちしました。」。台車に3ダースぐらい積み込んだワインが見える。

オフィスとワインというカンケイに、3秒くらいワケが分からずにいたが、

前にキリンビールの営業マンが来て、ボージョレ・ヌーボーの注文について話していたことを思い出した。

そうだ、今日が解禁日だった。

かつては、ボージョレの解禁日というとドンチャン騒ぎで、国を挙げての一大イベント、

いまかいまかと待ち焦がれる・・・みたいなニギワイがあったような気がするけども、

解禁日だということを思い出すのに3秒もかかったということは、もうそれほどでも無いということか。

まあ、あまりにも大騒ぎするというのも、マスコミ先導型の、なんかウソくさい感じがしてたし。


ワタシは、これまでの数少ない経験から、普通のボージョレ・ヌーボーじゃなくて、

ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーボーを注文しておいた。

普通のボージョレより旨いし、ほんの数百円しか違わないから、ワタシ的にはオススメ。


赤ワインだから、何か買わねばいかんなと思い、

何かヒントがあるだろうと、川口そごうの地下に寄る。

解禁日の今日ぐらいは「ヴォージョレに合う食べ物」とかやってるかと思いきや、全然無し。

ワインばっかり売ってないで、それに合うものをオススメするようなものをやればいいのに…

企画力が無いデパートだ!

何も買わずに出て、結局、商店街の肉屋で、焼き鳥を買って帰った。

若いワインだし、そんなにこってりしてないような肉系なら、そうハズさないだろう。


結果はマル!ボージョレ・ヌーボーには焼き鳥は合います。

しかし、焼き魚とあわせたら、生臭みが倍増して×もいいところだった。