ニューハーフショー

昨日は結局飲みすぎた。

昼にアンケート調査で渋谷に行っていたけども、まったく体調最悪だった。

そのことについては別に書こうと思う。


夕方までにはなんとか体調も60%程度に回復し、六本木駅に集合。

昨日、銀座のスナックに巻き込んだ課長は非常に具合が悪そうだ。

聞くとその後も飲みに行き、午前3時頃に寝たようだ。


六本木の街の雰囲気は丸の内とか銀座とは全然違う。

無国籍風とは良く言われるが、おしゃれというよりも雑多な感じ。

アマンド前の交差点を渡る。

クリスマス前だからか、ウキウキしているようなカップルが多い。

さらに目立つのが黒人のブラザーたちだ。目的不明で街角に立ち止まっている彼らの姿は怖いモノがある。

ドンキのあたりで多少迷って、その店に着いた。

−六本木金魚−

ニューハーフのショーが売り物のエンタメレストランだ。

こういうところは行ったことが無いので、コワいような面白いようなドキドキ感がある。


夕方6時を少々回り、店の明かりが灯った頃に、今回の飲みのお仲間が全員集まった。

この前の高尾山のメンバー関係が多いが、他の会社の人が半分ほどもいて、新鮮でいい。

我々は開店してすぐに入った。あまり客が来ないのかなと思っていると、カップルがちらほら現れ、

はとバスツアー」的オジサンオバサンなどがドカドカと入ってきて、やがて満員に。

ビール、ウィスキー、焼酎など飲み放題だけども、昨日の今日でやや辛いところ。

正月のおせちのような重箱のミニ版がツマミとして一人一つずつ供される。

結構うまいなぁと思いながら食べていると、やがてダンサーが客席を回りご挨拶。

間近で見る外国のニューハーフの人は、顔はともかく、本当に男?と疑いたくなるような肌。

やがて、幕が空き3階分ぐらいぶち抜きのフロアーが目に飛び込んできた。


ショーは、予想外に素晴らしかった。

沖縄戦をテーマにしたストーリー性のあるものから、2006年を飾るさまざまな事件を

茶化すようなものから、純粋に踊りを魅せるものから、ちょっと艶かしいものから、

これでもかというぐらいに演目があり、しかもキチンとショーとして成り立っている。

舞台装置はフクザツでスバヤイ動きをし、床の一部が急に沈んだかと思うと、階段状になったりと、

キチンと自分の立ち位置やダンスが分かってないと、装置とダンスがシンクロできずに、

挟まれたりする危険もあると思うが、危なげな様子を感じさせることは無い。

どのダンサーも鍛え抜かれた贅肉の無いカラダをしており、身のこなしも軽やかだし、

本当に全員ニューハーフ!?と思ってしまった。

どうみても女性としか思えないようなダンサーもいる。

シロウトのニューハーフが、身をクネクネさせながら、オゲレツな踊りを

見せるだけなのではないかと思ったけども、全然違った。

はっきり言って、ダンスを見ている限り、ニューハーフとかそういうのが全然気にならないのだ。

ポカンとしながら見とれているうちにショーは終わった。

最後にダンサーの紹介があった。一番キレイ(?)だなと思っていた人が、トリで紹介されたいた。

パトリック・ケイトとか言ったが、どこがオトコなんだろうかと、ほんとに不思議。

いやはやいいモノ見たなという満足感のもと、

二軒目を探しにみんなで六本木の街に繰り出すのでありました。