七草粥

七草粥のセットを土曜日に買って、

冷蔵庫に入れっぱなしになっていたのを思い出した。

本当は正月七日に食べるもの、つまり昨日だったわけだが、

すっかり忘れていた。

一日ズレたけどもまぁいいや。


春の七草といえば、「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」

とキチンと言えるのであるけども、ただ言えるだけであって、

実際に知っているのは、せり、なずな、すずな(かぶ)、すずしろ(大根)ぐらい。


さっそくパックを開ける。

ミニチュア野菜みたいなのが、ちんまりと収められていて可愛らしい。

七草粥を作るには、この野菜を細かく切り刻まねばならない。

洗って、包丁を入れようとしたときに、気がついた。

水菜だ!

いつから春の七草になりすましてるんだよっ!

待てよ、待てよ…

やっぱりだ…セットの中の野菜は水菜も含めて、七種類も無かった。

とりあえず七種類何か入れといて欲しかったけど、

スーパーの商品として流通させるには、仕方ないのか。

ま、実際に食べてみたら、本当の春の七草じゃなくても十分満足できたのは救いでした。