100%ムネオマガジン

「100%ムネオマガジン」 思わず借りてしまった。

ムネオといえば、最近テレビにちょこちょこ出ている鈴木宗男だ。

ま、ムネオと聞いてそれ以外の名前は思い浮かぶ人は余りいないと思うけど。

一時は、マスコミにけちょんけちょんに叩きのめされて、東拘に放り込まれて

もう人生終わったろうと思っていたのが、新党大地を立ち上げて、

再び国会議員になっているという、恐るべき不死身ぶりだ。


本は、親友の松山千春との対談から始まって、ムネオのエピソードが数々紹介されており、

と言っても、宗男氏を持ち上げる記事ばかりでなく、悪い面も書かれているという、

なかなか面白い内容だった。

ムネオはビジュアル的には面白いと思うが、人間的にはアヤしいもんだと

思っていたのが、読後はひょっとしてムネオはいいヒトではと思ってしまった。

がんばれ!新党大地と応援したくもなってしまった。やばいやばい…


そういえば、ムネオハウスなんて言葉もあった。

最初は、国後島に建てられた友好の家を指していたのが、

いつの間にかパロディ音楽の一ジャンルを築いていたのには驚いた。

今は昔という感じだけど。

でもこんなのいちいち名前をつけてたら、世の中の公共の建物なんか、

全部政治家の名前が付くのではないかと思う。

たとえば、上越新幹線は、カクエイエクスプレスとか。


ま、ムネオ氏のように目立つ政治家が何かやれば、リアクションも大きいだろうけども、

余り目立たない政治家が、トンデモナイ法案を通すために

着々と動いているほうがよほど恐ろしいことではないかと思う。