小名浜サイクリング④
翌朝は、すっきりと目覚めた。外はかなりの強風だ。
窓を開けると、東京のアマい寒さとはベツモノの寒気が襲い掛かった。
朝食は、昨夜の部屋とは別。普通の食堂だった。
先客におっさんの団体が居て、○○だっぺよ〜、と方言丸出しでぼそぼそと話している。
あぁ、いわきだなぁと感じる瞬間。
焼き魚、のり、タマゴ、などの定番の朝食だったが、味噌汁にアンコウが入っていたのが嬉しかった。
旅館を辞し、近くの「いわき・ら・ら・ミュウ」というみやげ物売り場というか、魚売り場というか
そんな感じの総合施設を訪ねた。
メヒカリの干物、さんまのみりん干などを購入。
干物は店によっては要冷凍で売られていたり、常温で持ち帰りOKだったりしていて
その辺の基準がイマイチわからない。
続いて、塩屋埼灯台へ。かつて見た映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台となった灯台。
灯台の下の広場には美空ひばりの歌碑が建立されており、ちらほらと観光客の姿が見られた。
灯台に行こうと階段を上っていくが、途中で鎖で行き止まり。強風でダメとのこと。残念。
いわきを後にして、昼は茨城の金砂郷でそばを食べようということになった。
しかし、国道6号の渋滞を避けようとして、北茨城から県道に入ったのが失敗。
途中で曲がるところを通過してしまい、細いくねくねした県道を福島の塙町まで走ってしまった。
とんでもない大廻りになってしまったが、福島から南下する国道349号が
信号も無いガラガラ道で助かった。
途中道の駅「さとみ」に立ち寄り、「水府こがし」なるものを買う。むぎこがしのようだ。
お目当ての金砂郷のそば処「そば工房」には閉店ぎりぎりで入店。
金砂郷は「常陸秋そば」で有名なそばの産地だ。
期待してメニューを見ると、十割そばが1000円超の値段が着いている。高い!
納得いかないので、十割じゃなくてフツーのそばにしたが、それでもまあまあの味だった。
とりあえず、ここまでで今回の旅行の目的は達成。
天気にも恵まれ、なかなか満足のいく2日間だった。