鹿島鉄道

今月いっぱいで廃止になる、鹿島鉄道に乗ってきた。

茨城の石岡と鉾田を結ぶローカル私鉄で、

自転車をバラさないで、そのまま列車に積み込めるという

ユニークなサービスをやっている。しかも無料!

で、鉾田まで自転車を積んで、そこから水戸の実家まで 走る計画を立てたのだ。

自転車で石岡駅に行き、JR職員に自転車積込み場を聞く。

案内されたとおりに進むと、線路敷地に入ってしまったが気にせず進む。

自転車を引いてホームに上がると、鉄道マニアたちが、 じろじろと、

奇異の視線を向けてきた。

積込みサービスがあるんだかんな、文句あっか!と思い、 気にしないでいると、

駅員が飛んできた。 「今日はお客がいっぱいで、積み込みはやってないです」

えーっ!…でも、せっかく来たのだから乗るだけ乗るか。

駅の倉庫に自転車を置いていいことになり、 石岡〜鉾田を往復した。単調な景色だった。

石岡に戻って、預けてある自転車を倉庫から出す旨を 駅員に言うと、

そんなの聞いてないと言い出した。

押し問答になってしまい、鉄道マニアらがこっちを見て

しょうがねぇなぁなどと言いながら笑っている。

むかつく連中だ!

とにかく駅員に倉庫まで来てもらい、自転車を出した。

駅から出るために関係者以外立入禁止の線路敷地内に入ると、

マニアたちの羨ましそうな表情が見えた。

ついでに、敷地内で写真なんかも撮ったりして、もっと羨ましがらせてあげた。

わははは、参ったか。

しかし、鹿島鉄道往復が予想外に時間がかかり、水戸の実家に着いたのは、

すっかり夜になってしまった。