幽霊市民

ある証明書が必要になり、会社帰りに川口駅前のキュポラに行ってきた。

ここには、夜8時までやっている行政センター(市役所の出張所)があり、なかなか便利なのだ。

普通、役所といえば、9時〜5時だが、こういうサービスはどんどんやってほしい。

行政センターでは待ち時間も無く、記入した申請フォームを窓口へ提出。

そんなに経たないうちに、私の名前が呼ばれた。

なかなかスバヤイ対応に感心しながら窓口に行くと、窓口嬢は怪訝な表情。

「あのー、いつ川口市にいらっしゃいましたか?」と窓口。

「10年近く住んでますけど…」と私。

「そうですか…該当するお名前が無いんですよ」

ちょっと待ってくれ、選挙の投票券も来たし、市民税だってちゃんと払っているじゃないか。

説明すると、隣の窓口の職員にヘルプを求めて再度機械を叩きだしたが、やっぱり無いようだ。

窓口嬢は少々お待ちを…と言って、奥に引っ込んでしまった。

もしかして、ハッカーかなんかが市のシステムに侵入して、自分の戸籍が消されているとか…

もやもやしながら10分ぐらい待つと、証明書は無事に出てきた。

ほっと一安心したものの、一体どうなってんだと思った。

年金問題じゃないけども、役所のシステムってのは案外しっかりしてないところがあるものだ。