いちょうのまな板

いちょうのまな板

まな板がボロくなってきた。

調べてみると、まな板の材料としては、ヤナギ、ホオ、イチョウなどが適しているという。

別にその辺で売っているプラスチックのとかフツーの木製でもいいではないかと

思ってくるのだが、たとえば、イチョウのまな板を調べてみると、

「木材のものの中でもイチョウ(銀杏)のまな板は昔から高級まな板として良く知られ、

刃当たりの良さと水切れの良さは他の素材では味わえない素晴らしさです。

イチョウにはフラボノイドが含まれ、抗菌性があり臭いが残りにくく、

また油分を保有しているのでいつもさらっとした手触りでご使用頂けます。

材質は堅すぎず柔らかすぎず、刃先が食い込んだり切った食材が飛び散りません。」などという

魅力的なコトバが並んでいるから、どうにも気になる。

しかし肝心の値段だが、ネット通販などではイチマンエン近い。高けー。

いろいろ調べていくと、秩父の製材所で2,000円で売られているのを見つけた。

往復のガソリン代を考えても十分釣りがくるので、さっそく今から取りにいく旨電話する。

片道3時間かけて店に到着。店舗よりも工場のほうが大きい感じだった。

立派な一枚板のテーブルなどン十万円の品々が並んでおり、先に居た客もそういうものを品定め

に来たようだった。

まな板1枚で引け目を感じたが、店主は切り出したばかりのまな板を用意して待っていてくれた。

直接来店で1割引とのことで、なんと1,800円で買えた。

この工場では原木を丸々購入してそこから切り出すので、こんなに安いそうだ。

帰宅後さっそく使ってみると刃の当たる感触が以前のヤツとはまるで別物でスバラシイ。

高級素材というのには、それなりにワケがあるのだなと納得したのでありました。