Love Like Rock Limited
aikoのライブ行ってきた。
場所は台場のZepp、ヴィーナスフォートの観覧車の真下にあるところ。
毎年NHKホールでやってたのに、今年はファンクラブ限定でスタンディングだから、
落ち着いて見られないなぁと少々不安だった。
しかし、せっかく当選した初日のチケットだから、ゼイタクいえない。
ライブ当日。こういう時に限って仕事がタテこんでる。
しかも日曜から携帯電話が見つからず、どこかで紛失してしまったようで気が重い。
17時過ぎの会社の電話には、全部明日やるってことで返事して地下鉄にダッシュ。
夕方6時開場7時開演だから、早いトコ行かないと行列の後ろになってしまいそうだ。
豊洲からゆりかもめに乗り換えて青海で下車。改札を出ると、aikoを意識したファッションだろうか、
若いコが一人いるだけ・・たむろしてるのかと思ったらあまりの閑散ぶりに
日を間違えたかと心配になる。
しかし、階段を下りたらずらーーーーーーっと大行列。
チケットの整理番号別に列を作るようになっているが、自分は1500番台。かなり後ろ…
周りは自分の半分ぐらいの年齢のコばっかりで、可愛い格好してるのが多い。
友達同士らしく、明日のテストがぁ…とか、ナントカの授業がぁとか言ってる。
タダでさえトシくってるのに、更に一人で来ている自分としては落ち着かない。
自分はかなり浮いていたと思う。おそらく地上100メートルぐらいは浮いていただろう。
たまに男子のファンが混じるが、アキバが50%入っちゃってたりするのが目立つ。
男女の差が激しいなぁ、というように時間つぶしに周りの様子を窺っているうちに、
「チケット番号○○番までのヒト〜」ってスタッフが呼ぶ声が聞こえたので、急いで入り口に向かう。
入り口では予め断っていた通り、会員証と身分証のチェックをしっかりやっていた。
これではダフ屋が出る幕は無いだろう。
行列の様子を撮ってたので、うっかりデジカメをぶらぶらさせたまま来てたら、
あっさりカメラチェックに引っかかった。
デジカメを預けてロッカーに荷物を放り込んで会場に入ると、すでに最前は入り込む余地が無い。
仕方なく、真ん中よりも前のほうの左側に立って開演を待つ。微妙にヒトとヒトの間にスキマがあるなぁ
と思っていると、開演5分前ぐらいにモッシュがあって、花道の最前列に押し出された。
人垣で分からなかったが、前方のステージのほかに花道があったのだ。なんと嬉しや!
スクリーンにこれまでのライブの映像が流れてきたなぁと見ていると、幕が開いて始まった!
と、最初の曲は分からなかった。最初からファンではないから分からない曲もあるし仕方が無いか。
2曲目はリップ(だったか)。aikoがめちゃくちゃ近い。厚化粧(!)まで分かってしまうぞ。
花道に出てくると、2メートルぐらい前にaikoがいる。
3曲目ぐらいで、もうTシャツが汗だく。ぬるぬるして気持ち悪いなぁと思ってたら、
ファンがMCの時にぬるぬるだぁと叫んでたがaikoは肯定的にコトバを返していた。
また、体調が悪くなったファンがいたが、aikoが気を遣ってペットボトルの水をあちこちに配っていた。
これというのも歌いっぱなしというのではなく、頻繁にMCの時間をとるから出来ることなのだが、
いつものように会場の声援コトバにaikoが返してくれる。かなり双方向で一体感があると思う。
自分みたいに一人で来ているヒトに対しても、「一人の人も結構いますが楽しんでいますか」の旨の
配慮した発言をしてくれてた。思わずガッツポーズで返したら、ちゃんとこっち見て笑ってくれて
大変嬉しくなった。
一人一人にしっかり目を向けて…と言っていたが、確かにaikoは気を遣ってるなぁ。
イイトシしてこんなはしゃいでて良いのかと思ったが、
50代のおじさんも自分よりも前方で汗だくになってたから良いのだろう。
しかし、いろんなファンがいた。東大生、主婦、フリーター、サラリーマン、中学生、40代、50代…
高校・大学生ばかりと思っていたけど安心した。
ところどころ、歌詞に「電話」のコトバが混じるたびに、無くした携帯電話のことが頭を掠めて
しまうのが、ノドにささったサカナの骨みたいでイタい。
途中で整理番号をもとにaikoグッズの抽選、5組にTシャツとか、手作りの星型のビーズ細工?
みたいのとか当たっていた。自分はハズレ。
メンバー紹介では、いつものようにaikoがテーマを突然メンバーに与えて、それに合った曲を
演奏してもらって、会場のファンにマルかバツか最悪ならエックス(大きいバツ)を出してもらうという
のをやった。
今回のテーマは「暴れられる曲!」だったかな。最初のホーンセクション(楽器忘れた)のメンバーは
マツケンサンバでマルをもらって、以後順調だったのだが、
ベースが嵐の曲で演奏のゴマカシがバレて×。aikoに「もうチャリで帰りや!」と怒られていた。
あと、キーボードが花道まで出てきて、サンボマスターの曲をやった時に、スモークを使ったのが、
怒りに触れてた。aikoは意外にキツい人なのかなぁ。
さて、ライブが仮終了?して、このあとはaiko、aikoとひたすらコールしてればアンコールになるのだが、
勝手が分からないファンが多かったのか、もう終わりみたいな雰囲気になってしまっている。
花道の下に潜んでいたスタッフが「まだありますよ〜」って言いまわっていたのがユーモラスだった。
自分は、どうせ出るのは知ってたので、ストレス解消とばかりに大声でaikoを連呼してた。
ツアTに着替えたaikoが出てきて、2曲アンコールに応えた。最後の1曲は弾き語りだった。
9時50分頃に終了。実にやさしい気持ちになってzeppを出た。
ツアT買おうと会場外の売り場に行ったら、すでに黒は売り切れて、仕方なく白を買った。
行列に並ぶ前に最初に買っとけば良かった。
帰りはテレポートから乗ったが、埼京線内で痴漢線路内逃走の影響で30分も止まってしまった。
しかし、引き続きやさしい気持ちだったので、イラつかずに済んだ。やっぱaikoはいいなぁ