ハチ

富士山一周から帰ってから、服を脱ぐと胸の右側が赤く腫れ上がってきた。

筋肉でムナイタが厚くなっているのならば嬉しいのだけども、

あくまでムシに刺されて膨れ上がっているだけなので、全然嬉しくない。

しかし、この腫れ上がり方は尋常ではない。ムズ痒い感じもする。

きっと、サイクリング中に胸元に飛び込んできたアシナガバチかなんかのせいだ。


なんとかしようと液体ムヒを塗ってみた。

しみる。


蚊に刺されて散々掻き散らかして、多少のひっかき傷をこしらえた挙句に、

液体ムヒを塗る…ってこともありがちな状況ではないかと思うのだけども、

こういうときも結構しみますね。

しかし、今回のしみ具合はそんなのメじゃない。

しかも引っかいてもいないというのに、このストロングなしみは何なのだ。

液体ムヒの凶悪な正体を露呈したというべきか。

右胸を刺されたわけだが、これが心臓側の左胸だったらショックで倒れてしまう

ところだった。

さっき!を一つだけ表示したけども、これでは不足だ。

!!!!ぐらいはいくだろう。

こんなにしみるのはカラダに悪いに違いないと思い、液体ムヒは1回でやめた。


更に次の日、なんだか呼吸が重いような感じがした。

息を吸うときに、一生懸命吸っている感があるのだ。

時間が経っているので、アナフィラキシーってこともないだろうと思ったが、

何かあるといけないので診療所で見てもらった。

結果はセーフ。

医者からは、家にある液体ムヒを塗るように指示された。

しばらくは、ムヒを塗るたびに!!!!の日々が続くことになりそうだ。