ビックラーメン

今日は土曜出勤だった。久々に自転車通勤する。

明日は都心部東京マラソンで、それに伴う簡易トイレの設置や、通行規制のための

バリケードの準備、また明日のための予行演習だろうか、走っている人もちらほら

見受けられ、大規模イベント前日独特の、そわそわした感じがした。

まったく、世間はお祭りムード(?)というのに、なぜ仕事なのだ!


昼飯は、せっかく自転車で来ていることもあり、少し離れたところにする。

西新橋のラーメン屋「がんや」にアタリをつけ行ってみるが閉店。参ったな。

が、ぐずぐずしているうちにも、昼休み時間は刻一刻と過ぎていく。

アテは無かったが、その店から先に虎ノ門方面に向かって走ると、路地をちょっと入った

ところに「ビックラーメン」とあるのが目に入った。

友人からすごいボリュームでハンパ無いから、是非一度行ってみてはと言われていた店だ。

だったら、「ビッグ」ラーメンじゃないかと思うが、なぜかビックカメラと同じ「ビック」

になっている。

たまたま見つけたのをこれ幸いと、そこに行く。

看板には、「ラーメンのおいしい店」とあるが、見た目普通の中華料理屋で、

とりわけ美味そうといった感じは伝わってこない。

しかし、店内は勤め人風の客であらかたの席が埋まっているから、ちゃんとしたレベルの店なのだろう。

ビックラーメンしょうゆ味740円を注文。

待つ間、ほかの人のオーダーにも聞き耳を立てるが、誰も「ビック」は頼んでいない。不安になる。

しばらくしてビックラーメンが出された。予想通りというか、ラーメンどんぶりの上に

これでもかと盛られた野菜のボリュームのすごいこと。

しかし、基本的にもやしとキャベツとメンマ類なのでそれほどカロリー過多にはならないだろう。

満腹中枢を刺激しないうちにナントカしなければと、野菜を掻っ込むとようやく麺にありついた。

しかし、この麺が極太なのでつるつるとすするというワケにはいかず、咀嚼しているうちに、

急激に満腹になっていった。

ラーメン二郎と同じような「盛り」ではあったが、スープはあっさりしていたのが救いで、

なんとか食べ終えた。

味のほうは…味わうまでもないような普通の味だった。大盛り野菜も薄味で物足りない感じもしたが、

しかし濃い味でくどいと感じるよりは良いのかなと思った。

行列店のようなインパクトのある味ではないが、食べ続けられる味とでも言おうか。


会社帰りはカロリー消費のために、神楽坂に寄り道。

銀座などと並んで、アド街でたびたび取り上げられる街だ。

別にどこの店に立ち寄るわけでもなく通り過ぎただけだが、にぎわっていてなかなか楽しい。

神楽坂通りを直進すると早稲田通りに変わるのだが、その変わり目からアカラサマに

寂れてしまっているのがカナシイ。

それほどまでに「神楽坂」という名には訴求力があるのだろう。

神楽坂・護国寺・池袋と回り道をして帰宅したが、まだビックラーメンは消化し切れてない

感じがした。