佐渡ロングライド2008(1)

今週日曜は、佐渡ロングライド2008。

この手のイベントは初参加で、落ち着かない。

距離に応じて4つにクラス分けされているが、

私は、もっとも長距離の佐渡一周210キロコースにエントリー。

アップダウンが多い道を、朝出てその日の夕方までにゴールできるのか正直自信が無い。

夜中の関越道を、眠気覚ましにaikoのCDをかけて運転する。

火曜のライブまでに曲を覚えておかなきゃなので、ちょうどいい機会。

新潟のホンマ健康ランドに朝5時前に到着し、9時半まで仮眠。

この健康ランドは朝5時からは深夜割増料金が無くなり、割安に利用できる。

クルマを道の駅「新潟ふるさと村」に移動し、自転車を組み立てる。

佐渡汽船ターミナルは駐車料金がかかるので、ケチってクルマをここに置いていく。

デイバックを背負って、信濃川左岸を下っていき、佐渡汽船ターミナルまで自走。

大変いい天気で、明日もこの調子だったらいいなぁと思う。

12時30分の出港時刻までまだまだ時間があるが、ターミナルには既にサイクリストが

大勢居た。自分も輪行の支度をして、JTBで手配したチケットを窓口に提示し、

乗船券と引き換える。輪行袋には、別途片道500円の手荷物料金がかかった。

一息ついて、ターミナル内の軽食コーナーでつけ麺を注文。

明日のことを考えると、自分の体重の軽量化を図らなければ…と思うのだが、ついつい大盛り。

しかしお世辞にも旨いとは言えないモノで、失敗した。

席は殆どふさがっていて、オジサンサイクリストと同席。

話しかけると、この先佐渡で下船して、前夜祭会場までずっと一緒になってしまった。

一晩中運転したことによる睡眠不足を解消しようと、フェリーでは寝てようと決めていたのに、

ずっと話しかけられてしまったのには少々参る。

しかし、佐渡ロングライドの参加経験がある方で、いろいろと情報を教えてもらったので、

ありがたい。

オジサン曰く、トライアスロンもやっているとのこと。

よく何キロも泳げると感心すると、ウェットスーツ自体に浮力があるので沈むことは無い

とのことで、へぇと思った。

しゃべりかけられっぱなしの2時間余りはあっと言う間に過ぎて、佐渡の姿が大きくなってきた。

佐渡到着近くになって、学生時代の部活の先輩を見かけた。話しかけると驚いていた。

今まで210キロコースに参加してきたが、今年は130キロコースを走るそうだ。

両津港ターミナルに到着後、輪行状態の自転車をトラックに積み込み、主催者手配のシャトルバスに乗車。

新潟では銀太郎と呼ばれるカラーリングの路線バスで、なんだか草臥れた感じだった。

前日受付会場の佐和田に向かうが、道は結構混雑していて、自走者は結構な速度でバスを追い抜く。

真野湾に面した駐車場でバスから降ろされて、輪行状態の自転車を組み立てる。

しかし、海岸そばだけあって輪行袋をたたむときに、砂を巻き込んでしまった。

バラしたパーツに砂が付いて嘆いている人も居た。

受付会場に向かうにつれ、スタート/ゴールのゲートが目に入ってきた。

テントの前は行列だったが、ABCDのコース別に整然と行われていた。

受付を済ませ、参加賞の佐渡コシヒカリの小袋と、パールイズミ製のTシャツをもらう。

Tシャツの生地は大変良いのだが、「佐渡ロングライド210」と大書きされていて、

普段使いは出来ないよなぁと思った。

会場をうろうろしていると、マッサージのサービスをしているテントがあった。

20分待ちと言われたが、せっかくなので申し込む。

その間、800メートルばかり離れた佐和田体育館に自転車を預けに行く。

体育館の中には、高そうな、タイム、ルック、ピナレロコルナゴ、デローザ等々が、

どうだ参ったかと言わんばかりにずらりと並んでいる。金持ちオヤジの自慢大会じゃない

だろうが、自分のJAMISオーロラはなんとも肩身が狭い感じ。

再び会場に戻ると、ちょうど次が自分のマッサージの順番だった。

テントには、スポーツトレーナーを目指す専門学校の女子生徒が何人も居た。

自分に当たった人は1年生というので、まだ18歳だろう。

お世辞にも軽いとは言えない我が足を持ち上げて回したりして、

小柄な彼女からすると大変な重労働だったと思う。

謝意を表すと、いろんな人に触れることで勉強させてもらっていると、逆にお礼を言われて恐縮。

しかし、ストレッチの最中、自分のジーンズの股の付け根の辺りに穴が開いていることに

気が付いて、なんともみっともなかった。

しっかりとマッサージを受けられたので、キチンと明日につながっていきそうな気がした。

出店でギョーザとビールを買って、座って食べてると前夜祭が始った。

片山右京鶴見辰吾がゲストに出ていて、実際に走るそうだ。

DJの人も昨年エントリーしたそうで、170キロ過ぎから面白くなる!と言っていた。

また、最初のエイドステーション(AS)ではワカメそば食べ放題のはずだったのに、

注意事項として1人1食とか言っている。ハナシが違うなぁ。

抽選会では、スポンサーからフレームやらパーツやら次から次へと賞品が出ていたが、

全部ハズれてしまった。

前夜祭が終わり、今晩の宿方面(相川方面)に向かうシャトルバスに乗り込む。

海岸からの夕日が美しい。

明日のルートに重なるので、どんな様子か確認するが、数キロ後にさっそく小さくない

アップダウンが現れて、なんだか不安になってくる。

今晩の宿は「敷島荘」。ここだということで、稲鯨西バス停で降ろされたが、

敷島荘はどこにも見当たらない。おまけに自分ひとりだけが下車したので、相談相手も無し。

適当に歩いていると、イヌの散歩をしているオバサンが居たので尋ねる。助かった。

敷島荘は殆どサイクリストで占領されていた。私みたいな一人参加者は相部屋だったが、

同室の人たちとはすぐ打ち解けられて良かった。

岐阜・松本・金沢といろんなところから来ていて、結構イベントに参加しているようだ。

風呂に入った後、同室の人たちと大広間に用意された夕飯を食べに行く。

風呂上りだけあってビールが旨い。走る前から極楽。

料理はこんなに出るのか!と驚いた。新鮮な刺身、天ぷら、小鍋などの定番品のほかに、焼イカ

煮物、カニ、茶碗蒸し、蕎麦、その他諸々…

カネだけは一人前で料理は半人前の首都圏近郊の温泉旅館は見習いなさい!

すっかり満腹になったが、明日の朝飯は午前2時30分からで、

シャトルバスの出発時間は3時37分。

ただでさえ寝不足気味なので、シャツやヘルメットにゼッケンをつけたり最後の手荷物の

確認をして21時頃速攻で寝た。ゼッケン番号の2035は一応覚えておく。